トムス・エンタテインメントは、秋田書店と2社による製作委員会方式で、OVAシリーズ『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(全13話予定)を製作、6月より発売を開始すると発表した。

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』は、車田正美原作による『聖闘士星矢』の物語世界に連なるもので、"星矢"の時代を約200年近く遡る18世紀のヨーロッパを舞台に、女神アテナの聖闘士(セイント)と冥王ハーデスによる前聖戦を描いている。同作品は現在、車田正美原作のもとで手代木史織が漫画化し、秋田書店「週刊少年チャンピオン」で連載中。すでにコミックスは既刊12巻・累計120万部を突破するセールスを継続しているとされる。

<ストーリー>
イタリアのとある町、日本人の血を引き、正義感が強い一方、乱暴なところのある主人公テンマと、物静かで絵を描くのが好きな心優しい少年アローン。厚い友情で結ばれながら、テンマは我知らず"小宇宙(コスモ)"を体得したために、アローンはその純粋さゆえに、それぞれが見出されてしまったことから辿る凄絶かつ悲愴な運命。黄金聖闘士(ゴールドセイント)童虎に導かれ聖闘士への修行に入るテンマと、冥王ハーデス転生のための穢れなき肉体として依代と化すアローン。アテナ軍とハーデス軍の凄惨極まりない戦いのなか、はたして二人は……。

メイン・スタッフには監督の鍋島修氏をはじめ、TVアニメ『D.Gray-man』を手掛けたクリエイターが結集。さらにTVアニメ『聖闘士星矢』の菅良幸をシリーズ構成に配し、美術には『地球へ…』『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズなどで知られる吉原俊一郎が参加している。

■メイン・スタッフ
原作:車田正美・手代木史織(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:鍋島修、シリーズ構成:菅良幸、キャラクター・デザイン/総作画監督:岩佐裕子
デザインワークス:森木靖泰、美術監督:吉原俊一郎、色彩設計:中尾総子
撮影監督:葛山剛士、編集:長坂智樹、音楽:和田薫、音響監督:なかのとおる
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント、製作:トムス・エンタテインメント、秋田書店

■メイン・キャスト
テンマ:柿原徹也、アローン:下野絋、サーシャ:平野綾、
耶人:阿部敦、ユズリハ:小林沙苗、童虎:三宅健太、
ヒュプノス:坪井智浩、パンドラ:水樹奈々、ナレーション:千葉繁