パナソニックは5日、紙パック式クリーナー「MC-P9000WX」「MC-P900WX」「MC-P900W」「MC-P90W」を発表した。発売は4月25日で、価格はオープン。市場価格は、MC-P9000WXが8万5,000円前後、MC-P900WXが6万2,000円前後、MC-P900Wが5万円前後、MC-P90Wが4万円前後と予想される。

アルミ延長管の採用や新ノズルなどにより操作性がアップした「MC-P9000WX」

MC-P9000WX / 900WX / 900W / 90Wは、昨年4月に発売されたMC-P8000WX / 800WX / 800W / 80Wの後継機種。新モデルは、軽量化などによる操作性の向上が大きなポイントとなっている。まずは、延長管へのアルミの採用。アルミを採用することで、同じ強度でも、管の厚みを減らすことが可能になり、そのぶん軽量化されているという。さらに、グリップ部分を延長管の上ではなく、延長線上に設けることによって、操作時のバランスがよくなり、操作に余分な力が必要なくなった。また、ヘッド部分も小型軽量化。搭載されている「新・ダブルドライブノズル」は、従来機では約660gあったものが、約500gまで軽量化されている、さらに、奥行きも樹来の142mmから122mmへ、厚みも66mmから56mmへと小型化されており、狭いスペースでの取り回しが楽になっている。

ダブルドライブノズルは、両方向に回転する2本のブラシによって、押したときも引いたときも、同じようにゴミをかき出す効果を発揮するというもの。昨年モデルより採用されている新・ダブルドライブノズルでは、空気の取込口を底面だけでなく上面にも設けることによって、床上30cmのハウスダストも吸い込むというものだ。

操作性だけでなく、省エネ性能もアップ。従来より、同社のクリーナーには、吸い込んだ空気中にどの程度、塵が含まれているのかを検知する「ハウスダスト発見センサー」が搭載されており、汚れていない場所では、パワーを落とすことで、省電力化が図られていた。新モデルでは、このハウスダスト発見センサーに加え、ノズルが床面からはなれた場合にアイドリング運転にするというコントロールを追加。これらの機能が搭載されていないモデルに比べて、約45%の省電力化を実現しているという。

また、最上位機種のMC-P9000WXでは、フィルター部分も変更。同社の紙パック式クリーナーでは、0.5μm以上のサイズのハウスダストを99.9%キャッチする紙パック「逃がさんパック」を採用することによって、排気のクリーンさを実現してきたが、最上位機種のMC-P9000WXでは、新たにHEPAフィルターを搭載。0.3%以上のサイズのハウスダストを99.97%キャッチすることが可能になった。

主な仕様
MC-P9000WX MC-P900WX MC-P900W MC-P90W
床ノズル 新・ダブルドライブノズル
エアダストキャッチャー
ハウスダスト発見センサー -
アイドリング機能 -
HEPAフィルター - - -