日立アプライアンスは4日、3ドアタイプ大容量冷蔵庫「Side-By-Side」(R-SBS6200)を発表した。発売は、4月13日を予定しており、価格はオープン。市場価格は50万円前後と予想される。

615Lの大容量に、アイス&ウォーターディスペンサーも搭載したR-SBS620。容量は大きいが、サイドバイスタイルの採用で、庫内を有効に利用することができる

R-SBS6200は、現時点で最大となる、615Lもの容量を持つ家庭用冷蔵庫。また、そのスタイルも特徴的だ。一般的な冷蔵庫が、ドアや引き出しが縦にレイアウトされた2-3ドア、あるいは、それらに横開きのドアを組み合わせたフレンチドアと呼ばれるスタイルを採用しているのに対し、同製品では、大型のドアが左右に開くサイド・バイサイド・スタイルを採用してる(左は1枚、右は上下2枚に分かれている)。従来のスタイルの冷蔵庫の場合、使用頻度にかかわらず、野菜室や冷凍室の高さが決められているが、サイドバイスタイルは、左のドアを開けると、上から下までの縦長スタイルの冷凍室、右のドアは、上が冷蔵室で、下が野菜室。よく使用する食材などは、手の届きやすいセンター付近に保管し、ストックしてある食材など、使用頻度が低いものは上の棚や下の棚に収納するといった使い分けが可能だ。このようなタイプの冷蔵庫は、国内では少ないが、欧米などでは比較的よく見られるスタイルだという。

なお、冷蔵室の容量は226L(うるおいチルドルーム16L)。野菜室の容量は166L。冷蔵室、野菜室のドアには、それぞれボトルポケットが用意されており、冷蔵庫側のボトルポケットには、一升瓶もそのまま収納可能だ。冷凍室の容量は223Lとなっており、週末に、あるいは半月に1度程度、食材をまとめ買いするというスタイルにも余裕で対応できる。

また、ディスペンサー機能の搭載も大きな特徴だ。冷凍庫側のドアには、「アイス&ウォーターディスペンサー」が装備されている。ディスペンサーには「キューブ氷」「クラッシュ氷」「冷水」のボタンが設けられており、キューブ氷ボタンを押した場合には、自動製氷機能によって作られた氷がそのまま出てくる。クラッシュ氷ボタンを押すと、モーターの力で動作するクラッシャーによって細かくされた氷を取り出すことができる。冷水ボタンを押した場合は、冷蔵庫内で冷やされた給水タンクの水が出てくる。なお、給水タンクは4Lの容量となっており、ミネラルウォーターも使用可能だ。

サイズは、910(W)×1760(H)×720(D)mmで質量は122kg。