世界的な市場調査会社のSynovateが米国など世界12カ国の男女約4,500人ずつを対象に行った女性の経済的自立に関する意識調査で、男性よりも女性のほうが金銭への責任感が強いと感じている傾向が明らかになった。
調査は2008年12月に、米国のほかオーストラリア / ブラジル / ブルガリア / カナダ / フランス / インドネシア / マレーシア / メキシコ / オランダ / 南アフリカ / 英国の12カ国で実施。その結果、全体の過半数以上が「男性よりも女性のほうがお金に対する責任感が強い」と回答した。なお男女別では、同意している人の割合が男性40%に対して女性61%と性別により意識差が見られた。また、女性全体の58%が「経済的に自立している」と回答。しかし他方では、43%の女性が「住居費は男性が責任を持つべき」と答え、53%の男性が同様の考えを持つことがわかった。
一方、クレジットカードの利用について、42%の女性が「支払いは月々の収入内で済ましている」と回答。さらに70%が「2枚以上のクレジットカードを持つことは借金につながる」と答え、クレジットカードの利用に対する意識の高さが伺える結果となった。しかし、これに対して「男性よりも女性のほうが浪費家である」と見なしている人は、男性で56%と女性の47%を上回った。