東京証券取引所は、6~7日の2日間にわたって、個人投資家向けのIRイベント「東証IRフェスタ2009」を開催する。
同イベントは、上場会社によるディスクロージャーの更なる充実と、投資者サイドの投資判断やディスクロージャー・IR情報などの一層の活用を促す、企業と投資家双方への啓蒙活動を目的として開催。昨年は1日間のみの開催だったが、6,200名もの来場があったという。
今年出展している企業は52社。会社説明会や会場内のブースで、来場者は企業から直接、経営成績などを聞くことができる。株式評論家の木村佳子氏や経済キャスターの小川真由美氏とともに企業ブースを回るブースツアーもあり、専門家の解説や意見を聞きながらの企業研究も可能。ツアーは両日ともに実施されており、事前申し込みは不要とのこと。
東京証券取引所のブースでは、投資の基礎を扱った1講座15分の「東証寺子屋セミナー」が開かれ、同社の社員がETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)、デリバティブ(金融派生商品)などについて紹介・解説するという。オープンセミナーコーナーもあり、ETF組成会社等によるリレー方式のセミナー「東証オープンカレッジ」をはじめ、予約無しで参加できる様々なセミナーを用意。フィナンシャル・ジャーナリストで、「投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方」(ダイヤモンド社)の著者である竹川美奈子氏による「ETF投資入門」など、専門家による講演も予定されており、企業や専門家から投資に関する手ほどきを受けることができる。
IR説明会や講演会やセミナーには、事前登録が必要なものもあるが、当日空席があれば、登録が無くても参加可能とのこと。実施される様々なセミナー、講演会、イベント等のスケジュールについては、こちらで確認できる。
同イベントについて、同社は、「今回の東証IRフェスタ2009では、個人投資家の皆様に上場会社から直接話を聞く機会をご提供するとともに、投資に関してより理解を深めていただけるよう、多数の講演会やセミナーを開催致します。この機会に是非ご来場ください」とコメントしている。