米NVIDIAから新GPU「GeForce GTS 250」が発表されたことを受け、グラフィックスカードのベンダー各社からは、同GPUを搭載する新製品が発表されている。
新GPUを搭載するグラフィックスカードでは、まずはリファレンス通りの製品が多く出るのが一般的であるが、GeForce GTS 250はほとんどGeForce 9800 GTX+がベースということもあってか、最初からメモリ強化モデル、オリジナルクーラーモデル、オーバークロックモデルなど多彩な製品が登場している。
■GeForce GTS 250のリファレンス仕様 | |
コアクロック | 738MHz |
---|---|
シェーダクロック | 1836MHz |
シェーダ数 | 128基 |
メモリクロック | 1100MHz |
搭載メモリ | 1GB/512MB GDDR3 |
エルザ ジャパン
ELSAからは2モデルが発表。違いはメモリ容量で、1GBモデルが「ELSA GLADIAC GTS 250 1GB」、512MBモデルが「ELSA GLADIAC GTS 250 512MB」となる。
Leadtek Research
Leadtekは、メモリ512MBの「WinFast GTS 250 512MB」と1GBの「WinFast GTS 250 1024MB」を用意。仕様はリファレンス通りとなっている。
ZOTAC(アスク)
ZOTACはオーバークロックモデルも含めた3製品を発売する。まずハイエンドとなるのは、「ZOTAC GeForce GTS250 1GB AMP! EDITION」。コアクロックが750MHz、シェーダクロックが1,890MHz、メモリクロックが1,150MHzと、大きくはないがそれぞれ高速化されている。店頭予想価格は23,800円前後。
ノーマルクロック版は、メモリ1GBモデルが「ZOTAC GeForce GTS250 1GB」で、512MBモデルが「ZOTAC GeForce GTS250 512MB」。店頭予想価格はそれぞれ21,980円前後と19,800円前後。製品は、いずれも3月10日以降の発売を予定している。
玄人志向
玄人志向は「GF-GTS250-E512HD」の1モデルのみ。メモリ容量は512MBで、クロックはリファレンス通りだが、グラフィックス出力がDVI/HDMI/VGAとなっているのは特徴的。変換アダプタ無しで使えて便利だ。
Palit Microsystems
Palitは3モデル。各モデルはメモリ容量が異なり、512MB/1GBのほか、2GBモデルも用意されている。またオリジナルのVGAクーラーを搭載しており、コアクロックは745MHzに高速化。グラフィックス出力は、こちらもDVI/HDMI/VGAの3種類を備える。
GIGABYTE
GIGABYTEの「GV-N250ZL-1GI」は、ZALMAN製のVGAクーラーを搭載したモデルとなる。搭載メモリは1GB。グラフィックス出力はDVI/HDMI/VGAの3種類。
エムエスアイコンピュータージャパン
MSIの「N250GTS-2D512-OC」は、同社オリジナルの「海藻ファン」を採用。コアクロックは760MHz、メモリクロックは1,150MHzに引き上げられている。ちなみに、この製品は基板もオリジナルとのこと。発売は3月10日を予定。店頭予想価格は18,980前後だ。
TwinTech
TwinTechから発売される4モデルは、全てコアクロック750MHzのOCバージョン。違いはメモリ容量とVGAクーラーで、その組み合わせで4種類になっている。VGAクーラーは、ARCTIC COOLING製の「Accelero TWIN TURBO」と、それとは別のヒートパイプ+デュアルFANの2種類が用意されている。