3月30日に放送スタートのNHK連続テレビ小説『つばさ』(毎週月~土曜 8:15~8:30ほか)の第1週放送分が完成し3日、東京・渋谷の同局で試写会が開かれ、主演の多部未華子が出席した。
同作は、埼玉・川越を舞台に、多部が演じる和菓子店の娘・つばさと家族が織りなすホームコメディー。これまでの朝ドラには見られない、ドタバタ劇や遊び心満載の小道具が登場するなど笑いの要素が多いドラマとなっている。会見に出席した多部は、1週分を「こんなに静かなドラマだったのかな? という印象です。とにかくはちゃめちゃで、ぶっ飛んだ人も出てくるので」と語るが、「1週目はまだ序の口に過ぎないんです」と徐々に展開が激しくなるという。
1週目ではつばさの夢についてが描かれる。実家の家業を手伝う中、就職する友人や夢を追い続ける幼馴染みを見て、このままでいいのかと不安になるつばさに、多部は「私も夢もないまま流れてここにいるんです。このままでいいのかな、と思うこともあるので、つばさと今の自分が重なるところがある」と共感し、「つばさは、いつも周りに目をかけて、周囲を助けるんです。でもいい子じゃない週があってもいいんじゃないかな」と提案していた。