三菱自動車は、第79回ジュネーブ国際自動車ショーで、同社のコミュニケーションワード「Drive@earth(ドライブアットアース)」を具現化したコンセプトカー「i MiEV SPORT AIR(アイ ミーブ スポーツエア」と、2010年に欧州市場投入を想定した電気自動車「i MiEV」欧州向けプロトタイプの2台のコンセプトカーなどを参考出品した。

i MiEV(左)、i MiEV SPORT AIR(右)

i MiEV SPORT AIR(参考出品車)は、将来のEVの方向性のひとつとして「スポーティな電気自動車」(SPORT)を提案する。また、電気自動車で「開放感に溢れた、爽快なドライビングを楽しむ」(AIR)ための、特長装備として、脱着可能なルーフを装着。

EVコンポーネントでは、第二世代バッテリーとして、リチウムイオンバッテリーの電極部を改良するとともに、車体でも軽量化のための新技術を多数採用している。

i MiEV(欧州向けプロトタイプ:参考出品車)は、欧州市場への投入を想定し、高速安定性能をさらに高めるため、トレッドを拡大。さらに、衝突安全面では、特に欧州で高い性能が求められる歩行者保護性能と、後方からの軽衝突性能を高めるため、前後のオーバーハングを延長させた。これにより、車両全体でも安定感のあるフォルムとなっている。

そのほか、CO2排出量115g/kmと、コンパクトカークラスではトップレベルの環境性能を誇る欧州生産の「コルト」など、欧州で販売している車両を中心に合計15台を出品した。