ペンタックス(HOYA)は3日、デジタル一眼レフカメラ専用交換レンズ「リミテッドレンズ」シリーズの最新モデルとして、本格的な超広角撮影が可能な「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」を3月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は6万円台前半。

「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited

スライド伸縮式の花形フードを内蔵

同レンズは、同社のデジタル一眼レフカメラに装着すると、35ミリ判換算で、焦点距離23mm相当の画角となる。「リミテッドレンズ」シリーズの設計コンセプトを踏襲し、試験機等による数値評価だけでなく、実写による画質評価を繰り返して設計にフィードバックすることで"レンズの味"を追求したという。

光学系にハイブリッド非球面(AL)レンズと特殊低分散(ED)ガラスを各1枚採用し、超広角レンズではトップレベルの歪曲収差補正をはじめ、倍率色収差などの諸収差を良好に補正した。レンズ前面をドーム状の突出がないフラットな形状とすることにより、風景写真で使用頻度の高い円偏光フィルターをはじめ、市販の49mmサイズフィルターを装着することができる。

マウント ペンタックスKAF2マウント
レンズ構成 6群8枚
画角 86°(対応する当社デジタル一眼レフカメラ装着時)
絞り羽根枚数 7枚
最小絞り F22
最短撮影距離 0.18m
フィルター径 49mm
最大撮影倍率 0.15倍
大きさ、重さ 63mm(最大径)×39.5mm(長さ)、約212g(レンズ本体)