日本エレクトロ・ハーモニックスは、ART製ワードクロック・ジェネレーター「SyncGen」を発売した。価格は税込み1万8,900円。本製品は厳密なワードクロックを生成し、デジタルオーディオ制作環境でマスタークロックとして動作する。接続したデジタルオーディオ機器を高精度に同期させることができ、サンプリングレートの不安定で生じるジッターノイズを低減。本格的なデジタルオーディオ制作で欠かせないハードウェアだ。

本体サイズは、横幅117(W)mm×奥行き108(D)mm×47.5(H)mm。重量は390g。そのままではラックマウントできないが、コンパクトで省スペースというのがアピールポイントのひとつである

従来ワードクロック・ジェネレーターは高額な商品で、プロフェッショナルユーザーやハイアマチュア層など、限られたユーザー向けの製品だった。「SyncGen」は1万8,900円という普及価格帯を実現したのが特長。アマチュアユーザーでも導入しやすい価格帯を達成している。製品サンプルレートは44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176kHz、192kHzに対応。5ボルトBNC高電流ワードクロック出力を4基搭載し、同軸出力(S/PDIF)も2基備えている。フロント面には大型のサンプルレート表示ディスプレイがあり、LEDインジケーターでBNC出力のターミネーションとステータス表示も可能。75 Ohm BNCターミネーターとTアダプターが標準付属している。