マイコミジャーナル「パソコン」チャンネル企画第1弾として、
【マイコミジャーナル10周年記念企画】各社代表の祝辞をいただきました - ハードウェア編
も掲載していますので、ぜひそちらもご覧ください。

2009年2月、マイコミジャーナルはこの度、進化著しいパソコン業界におきまして10周年を迎えることができました。1999年2月、MYCOM HOT MAILとして創刊し、後にMYCOM PC WEBと形を変えながら現在のマイコミジャーナルへと進んで参りました。ひとえに読者の皆様のご愛読、またメーカー様・ベンダー様のご厚情の賜物と感謝しております。

この10周年を記念し、マイコミジャーナル「パソコン」チャンネル企画第2弾として、ソフトウェア関連のメーカー様・ベンダー様からご寄稿いただいた祝辞・コメントを掲載させていただきます。

質問は以下の5項目。

  1. 御社の10年前からの最大の進化点はなんでしょうか。
  2. 現在、御社が注力している点はなんでしょうか。
  3. 今年、最も期待するトピックはなんでしょうか。
  4. 今後のマイコミジャーナルに期待することはどのようなことでしょうか。
  5. 読者へのメッセージをお願い致します。

アーク情報システム

■ 取締役企画販売部長 領家一充
  1. 弊社の革命シリーズは12年前にCD革命/Virtualの発売を開始いたしております。当時は、米国からライセンスを購入して日本国内での販売を開始いたしました。10年間の最大の進化は、弊社販売の総ての製品を自社にて開発及びパッケージ化している事です。自社開発による製品ご提供は開発元が外国製のパッケージが乱立する中で弊社の意地として堅持しております。
  2. 弊社のパッケージは主にコンシューマ向け製品がほとんどでした。しかしながら、長年積み重ねて参りました技術が企業様向けにご利用頂ける様な進化をしているおります。現在、企業様向け製品開発に向け大きな転換期に迎えておりますので、重点的にこの分野に注力をいたしております。
  3. コンシューマ向け製品と致しましては、SSD等の新しいメディアに対応した製品のご提供が大きなトピックスとなると思っております。また、Windows7の新OSに向けて、敏速な対応を行うべく準備を致しております。企業様向け製品と致しましては、セキュリティ関連の製品を大手システムインテグレター様との協業にて、多くの企業様へご提供を開始いたします事が大きなトピックスとなっております。
  4. Webでの情報収集が、気が付くと当たり前の時代になっており検索の容易さも手伝ってここ数年の進歩は十数年前の数年間とは雲泥の差を感じています。その反面、必要な情報の取得には知らず知らず苦労をしている現状も感じます。本当に欲しい情報は、キーワードも知らない未知の情報では無いかと思っています。マイコミジャーナル様には、情報の大海原の中で、確りとした方向性、先見性がある発信源としての役割を大いに期待しております。
  5. 弊社はユーティリティ分野でのパッケージを多種に渡りご提供をしております。これからも、自社開発と言うメリットを生かして、皆様のご要望をお聞きしながらお役に立てるソフトウェア作りを目差してまります。マイコミジャーナル様にはお客様との橋渡しと言う大変に重要な役割分担をこれからもお願いいたしたく大きな期待をさせて頂きますので引き続き、ご愛読の程をお願いいたします。

インターコム

■代表取締役社長 高橋啓介
  1. 創業以来培ってきた「通信ソフト」一本槍の事業構造から、「セキュリティソフト」、「ユーティリティソフト」を加えた三本柱の事業構造へと軸足をシフトしたことです。その成果の1つとして、個人向けの市場ではパソコン快適化ソフト「SuperXP Utilities シリーズ」を主力商品として確立しています。
  2. 質問1で進化点の一例として、「SuperXP Utilities シリーズ」を挙げさせていただきました。が、セキュリティやユーティリティの分野では、更なる開発力強化の必要性も同時に感じています。この点を更に強化することで、三本柱によるビジネスを更に推進して参ります。
  3. 今年に限った話ではありませんが、パソコンが普及しなければソフトウェアは普及しません。その点で個人向けの市場ではパソコンの更なる普及に期待したいです。景気は停滞傾向にありますが、昨年のネットブックのような市場を牽引する製品/話題の登場に期待しています。
  4. 創刊10周年おめでとうございます。これまで以上に独自の視点でパソコンやソフトウェアの魅力をお伝えいただき、市場を盛り上げていただければ幸いです。
  5. 今後とも「通信」「セキュリティ」「ユーティリティ」を主軸としたソフトウェアの開発に打ち込み、商品を通してお客さまに "夢と感動" を提供していきたいと考えております。どうぞご期待ください。

AOSテクノロジーズ

■代表取締役社長 佐々木隆仁
  1. 10年前は、量販店へのパッケージソフト販売が中心でしたが、現在は、オンライン販売が量販店での販売に匹敵する規模に進化しました。
  2. お客様のハードディスクをお預かりして、データ復旧を行うデータ復旧サービス「Data119.jp」。
  3. 一日、一品だけを特価で販売する「超一品.com」のオンラインショッピングタイムセールス。
  4. 先の見えない時代に、最新の情報を提供し、読者の視界が開けるような情報をどんどん、提供していただくことを期待しています。
  5. マイコミジャーナルさんで特集を掲載していただけるようなヒットビジネスを狙っていきますので、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

クレオ

■筆まめサービス事業部長 萩原義博
  1. はがき・住所録ソフト「筆まめ」、地図ソフト「プロアトラス」、DTPソフト「パーソナル編集長」などのパッケージ製品だけでなく、ネットサービス「筆まめonline」をFudemameブランドとして拡充したことです。
  2. 自社のみならず他社の製品やWebサービスとの連携など、今までに蓄積したノウハウを生かし多様化するニーズに応えた新しい製品やサービスを提案していくことです。
  3. ミニノートPCの市況です。今後はさらに利用が拡がっていくものと考えます。ハードの変化に柔軟に対応し、お客さまに貢献していける製品やサービスを提供していきたいと考えています。
  4. 製品の便利さ・活用法などを楽しく分かりやすく読者の皆様にご提案していただければと思います。
  5. 今後も開発、販売、サポートの向上に努め、常に魅力ある製品とサービスの提供を目指していきます。

コーレル

■代表取締役社長 堺和夫
  1. 10年前、コーレルの日本法人はありませんでした。しかし現在では、日本法人のもとで取り扱い製品群の大幅な増加とマーケティングの強化により、日本市場のニーズを反映した製品を、ユーザーの皆様のニーズにあわせてご提案できるようになりました。その結果として、複数の製品で国内シェアNo.1というご評価を頂戴していると考えております。
  2. 異なるソフト、仕様、及び使い方を理解しないと、やりたいことが出来ないため、初心者にとってマルチメディア製品は難しいとの認識があります。コーレルでは、今後開発していく様々な製品について、この難しさを解決すべく、PCスキルや使用環境の違いを超えて使用できるようなソフトウェアを提供できるように、開発を進めております。
  3. 一眼レフでのHDビデオの撮影、ビデオカメラでの写真撮影など、ビデオと静止画がより親和性をもつようになってきました。ビデオと静止画の垣根が取り払われることにより、もっと気軽に作品作りを楽しむユーザーが増えてくることを期待しております。
  4. まず、フリーソフトウェアの特集ばかり!というのはやめてください(笑)。是非、コーレルだけでなく様々なソフトウェアについて、ユーザー視点に立った製品レビューや製品の比較、新技術の情報などの業界全体を盛り上げるような記事を期待しております。
  5. パソコンの機能も向上し、AVCHDやBlu-rayなどのハイビジョン環境も整ってきました。皆様ぜひ、デジタルメディアをライフスタイルに取り込んで、オリジナルムービーやスライドショーなどの作品作り、パソコンでのBlu-ray鑑賞など、様々な楽しみを発見してみてください。
質問項目:  1.御社の10年前からの最大の進化点はなんでしょうか。 2.現在、御社が注力している点はなんでしょうか。 3.今年、最も期待するトピックはなんでしょうか。 4.今後のマイコミジャーナルに期待することはどのようなことでしょうか。 5.読者へのメッセージをお願い致します。

サイバーリンク

■代表取締役社長 高瀬裕子
  1. サイバーリンクは、これまでソフトウェアの技術的優位性を追求し、どちらかといえば尖がった商品をマニア向けにリリースさせていただくことが得意な会社でした。しかし、昨今、パソコンがすっかり大衆化し、多くのお客様に楽しんで使ってもらうことが普及のカギになっている中、我々もウェブカメラソフト"CyberLinkYouCam"のような、楽しんで使ってもらうソフトウェアの導入にも力を入れるようにもなりました。昨年から数社のパソコンにもバンドルしていただき、この春からはもっと面白い展開が予定されています。
  2. これからは、高性能なグラフィック処理をするAVパソコンと、ミニノートのような簡単に基本機能を楽しむパソコンと、二極化がますます進んでいくと思います。サイバーリンクはどちらのタイプのお客様にも楽しんでもらえるソフトウェアを企画していきます。
  3. 日本の携帯業界にはすっかりおなじみになっているタッチスクリーンが、Windows 7の導入にともないパソコンの世界にも幅広く普及していきます。サイバーリンクはさまざま工夫をこらし、使い勝手の良いタッチ機能を提案していきます。2月に小売を開始するPowerDVDの最新版ver.9にもタッチを使った'FancyView'機能が搭載されており、好みの場面を簡単に覗くことができます。
  4. パソコンは家電に比べてまだまだ普通の人にとって使い勝手が悪く、敷居が高いところがあると思います。しかし、世界の他の国と比較すると、日本のユーザーは新しい技術にも、付加価値の高いサービスにも、一番響く国民だと思います。 御社のわかりやすい記事でパソコンをもっとみんなのものにしていってもらいたいと思います。
  5. サイバーリンクのソフトウェアでパソコンをもっと楽しくしていきます、ぜひご期待ください。

シマンテック

■代表取締役社長 加賀山進
  1. 1999年にJohn ThompsonがCEOに就任してから、コンシューマ向けのアンチウイルス製品を主体としていた製品ポートフォリオが、企業買収戦略によって、今では200以上の企業向けシステム管理製品を抱えるようになり、世界第4位の独立系ソフトウェア企業へ変革した点です。1989年から現在に至るまで40社以上の企業を買収しています。
  2. 日本市場におけるパートナーおよび顧客満足度を向上させると言う点に尽きると思います。これを実現するために、日本法人の体制の見直し、各部門間の垣根を越えるチームなど編成し、全社一丸となって目標に向かって努力しています。
  3. 不況の中で、企業はコスト削減を迫られています。シマンテックでは、コスト削減に寄与する様々なシステム管理製品をもっており、こういう時だからこそ、システムの見直しがコスト削減につながるんだということに気づく企業が増えることを期待しています。 シマンテックの製品ポートフォリオとしては、コンシューマ製品のノートンシリーズはもちろんのこと、企業向け製品は、セキュリティからストレージに多岐にわたっていますが、その中でもエンドポイントセキュリティ、データ保護およびリカバリ、メッセージングセキュリティ管理およびアーカイビング、情報漏えい対策、仮想化対応ソリューションなどが上げられます。
  4. 常に最新のIT動向をキャッチされている御社は、弊社のニュースを何度も取り上げていただいており、大変感謝しております。これからもお客様の視点にたって弊社のニュースを取り上げていただきたいと思います。
  5. 厳しい不況を向かえていますが、こういう時にこそ本物の力が求められます。本物の力と言うのは、何か問題が起こった際、その本質的な原因を見つけだし、解決し、方向転換をする力です。この不況をチャンスにして本物の力を共々に身につけていきたいと思います。

ジャストシステム

■代表取締役社長 浮川和宣
  1. インターネットが普及し生活に密着したことにより、お客様一人ひとりと密なコミュニケーションを図れるようになったこと。個別のご要望や対応など、様々な方法で行えるようになった。
  2. 時代や環境が変化しても、個人が力をつけることは常に必要です。来るべき社会の個人にとって、必要とされる力を支えるテクノロジーの研究・開発に注力していきます。
  3. 景気の底打ちと景況感の改善。
  4. タイムリーかつ有益な情報を通じて、我々を含め読者の知的好奇心を満たして欲しいと思います。
  5. ITの世界は日々進歩していますが、新しい社会システムや技術基盤の上で、当社は今後もこれまでできなかったことをできるようにする技術開発にチャレンジしていきます。

ジャングル

■代表取締役社長 高田晃子
  1. 10年前、扱っている製品はひとつだけ、また自社でIPは全く持っておりませんでした。現在では、多くのジャンル・製品を扱い、また自社でIPを持つ形もとり、総合的なソフトウェアパブリッシャーとなりました。さらにZorgというWEBサービス会社を子会社化し、WEB上でのサービスにも注力を始めております。
  2. 2009年2月から本格的にセキュリティ市場に参入いたしました。G DATA(ジーデータ)は、99.9%という驚異的な検出率を持ち、かつネットブックでも軽快な、ドイツ及びヨーロッパでは、高いシェアを持っているメジャーブランドです。日本では、ニューカマーですが、価格的にもリーズナブルで、かつ性能も良いということで、非常に手応えを感じております。本年は、この製品のユーザー数を一人でも増やし、シェアを拡大することにとことん注力します。
  3. 弊社では子会社であるZorgでモバイル向けサービスを今夏までに始めます。100万点以上の画像を既に持つモバイルサービスとして、他にはないクオリティを実現しますので、ぜひご期待ください。
  4. 創刊10周年おめでとうございます。ITは論説次第でどうとも捉えられますので、ぜひ、オリジナリティのある記事、論説を期待しております。
  5. たとえば日本では、検出率の低いアンチウイルスソフトもありますが、無料でもアンチウイルスソフトが手に入る昨今、どうせ買うのなら、本当に検出率が高く、役立つと実感できるものにしたいですね。検出率の高さと、にも関わらず「軽い」「G DATA(ジーデータ)インターネットセキュリティ2009」をぜひお試しください!!

G DATA Software

■代表取締役社長 Jag 山本
  1. 日本支社ができたことです。ドイツを中心にPCセキュリティソフトを展開してまいりましたが、遅ればせながら、日本での製品展開を行えるようになったのが、大きな変化です。
  2. 2009年版「G DATAインターネットセキュリティ」のアピールです。これまでのウイルス検出率の高さだけではなく、軽快さ、ネットブックでも使える、という点が特徴です。
  3. 欧米では第三者機関によるウイルス対策ソフトの比較テストを公表するメディアが多いので、マイコミジャーナルでも是非公表していほしいです。
  4. マイコミジャーナルにはフェアな記事が多いので、今後も読み手に特定の価値観を押し付けない姿勢を貫いてほしいと思います。
  5. みなさまのPC環境を安全にするためにも、世界最高レベルのウイルス検出率と軽快さを両立させた「G DATAインターネットセキュリティ2009」を是非ともご利用ください。
質問項目:  1.御社の10年前からの最大の進化点はなんでしょうか。 2.現在、御社が注力している点はなんでしょうか。 3.今年、最も期待するトピックはなんでしょうか。 4.今後のマイコミジャーナルに期待することはどのようなことでしょうか。 5.読者へのメッセージをお願い致します。

ソースネクスト

■代表取締役社長 松田憲幸
  1. パソコンソフトの低価格化、更新料0円、メディアの変更などを通して、国内では6年連続販売本数第1位となりました。多くのお客様にソフトを使っていただけることが最大の進化点ではないかと考えています。
  2. 2008年9月に発売したUSBメモリ版のパソコンソフト「Uメモ」シリーズです。CD-ROMドライブのないネットブックユーザーの方はもちろん、多くのお客様に使っていただきたいと考えています。
  3. ネットブックには引き続き注目しています。パソコン本体が低価格になり買いやすくなると、ソフトを楽しむ幅も広がると考えています。ネットブックに適したパソコンソフトをご提供していきたいと思っています。
  4. この度は創刊10周年おめでとうございます。今後もより多くの方々へパソコンソフトの楽しさをよりわかりやすくお伝えいただけることを期待しております。私も一読者として楽しみにしております。
  5. 「Uメモ」シリーズに続いて、皆様のニーズにいち早くお応えできるような製品を、これからもお届けしていきたいと思いますので、どうぞご期待ください。

ソニック・ソルーションズ

■代表取締役社長 照井公基
  1. 光メディアに頼ってきたビジネスから、動画コンテンツのダウンロードサイトをサポートするビジネスへの転換を図っていることです。
  2. 昨年末に「CinemaNow」を買収しました。今後は、ハリウッドのコンテンツをパソコンを通じて配信する、そしてそれによりwin-winの関係を構築することです。
  3. 弊社のビジネス以外で言うと、Windowsの新OSです。それに合わせて魅力的なソフトを開発したいと思っています。
  4. 現在、日本は、人類の歴史上で初めて「年齢の低い世代ほどパソコンが使えない(携帯が便利過ぎるため?)」社会となっています。これに対して強い危機感を感じています。それは、弊社のビジネス的な観点からだけではなく、国家の競争力という意味も含めてです。この問題点を打開するようなジャーナリズムを期待します。
  5. ノートPCが流行っていますが、それはパソコンが生活必需品になった証拠だと喜んでいます。ぜひ、パソコンを使って、それ以上の機能を楽しんでください! 動画・静止画編集、オーサリング、映画鑑賞!

相栄電器

■代表取締役社長 瀬井裕太郎
  1. Windows NT専用のデフラグツールとして静かに発売したDiskeeperでしたが、Diskeeperの機能限定版がWindows 2000以降標準のデフラグツールとして搭載され、いまやWindowsマーケット全体にチャレンジできるところまできました。これまでかわいがっていただいたユーザーの皆様に加え、すべてのPCユーザーの皆様へご紹介できればと思っています。
  2. 対象とするマーケットが広がったとはいえ、まだまだデフラグのメリットやDiskeeperの必要性を伝え切れていません。これまで以上に汗をかいて、DiskeeperやUndeleteでPCユーザーの皆様の使用環境を改善するお手伝いができればと願っております。
  3. これまでPCには当たり前に搭載されていたハードディスクですが、一部でSSDの採用が始まっています。Diskeeperはいち早くSSD対応のHyperFast機能を開発し、米国では販売を開始しています。日本国内でも準備ができ次第リリースする予定です。SSDはパフォーマンス改善の切り札として期待されていますが、最適化しなければハードディスクよりも遅くなってしまいます。是非HyperFastにご期待ください。
  4. 貴重なIT情報を伝える媒体として、これからも読者の視点に立った記事で業界を盛り上げてください。
  5. 1996年の発売当初は非常に知名度の低いDiskeeperでしたが、PCユーザーの皆様のバックアップでこれまで販売を継続することができました。コーポレート中心の欧米とは異なり、企業の皆様だけではなく一人一人のWindowsユーザー皆様からご支持をいただき、本当に感謝いたしております。

デジターボ

■代表取締役社長 小坂崇氣
  1. 人との繋がりです。社員はもちろん、ビジネスパートナーや関係各所、そしてユーザーの皆様。繋がりの数と質が会社の成果であり、大切な宝物だと思います。
  2. ITはとても便利ですが、血の通ったコミュニケーションが不足しがちです。まずは社内外で顔を向き合わせたアクティブな交流を推進中。業務時間外は笑い声が社内に響いています。
  3. 世の中的には不況からの脱出だと思いますが、個人的には石川遼くんの活躍でしょうか。弊社も遼くんに負けじと、情熱とチャレンジ精神で海外展開を目論んでおります。
  4. 豊富で幅広い情報を網羅しながらも、とても情報が整理されていて見やすいので重宝しております。今でも十分に満足ですが、さらに鮮麗されたインタフェースや編集の進化に期待です。
  5. 弊社名をマイコミジャーナルさんで検索すると結果はわずか。しかし関係した商品や関連会社のニュースはたくさんございます。20周年目では弊社名がひとつのカテゴリーになるようがんばります。

トレンドマイクロ

■代表取締役社長兼CEO エバ・チェン
  1. 組織、製品マネジメントにおけるグローバル化です。国境のないインターネットの世界に蔓延る脅威に対し迅速にソリューション提供できる体制を築き、世界中のお客様に安全にデジタル情報を交換できる環境の提供に取り組んでいます。
  2. お客様が簡単・快適に利用でき、劇的な脅威の変化にも迅速に対抗できる防御力の高いセキュリティの実現です。具体的には、クラウド・コンピューティングの考えを取り入れた「Trend Micro Smart Protection Network」の提供です。
  3. クラウド・コンピューティングです。「Trend Micro Smart Protection Network」もそうですが、クラウド(インターネット)上に設置した基盤やアプリケーションをお客様が利用することで、導入や運用に関するリソース及びコストの削減を実現できます。
  4. 今後も、多くのお客様がインターネットを安全且つ快適に利用するための情報やTipsをわかりやすくお伝え頂けることを期待しています。
  5. トレンドマイクロは、インターネットを利用する全ての方が自由にそして安全に情報の交換を行えるよう、セキュリティ製品・技術・サービスを提供してまいります。どうぞご期待ください。
質問項目:  1.御社の10年前からの最大の進化点はなんでしょうか。 2.現在、御社が注力している点はなんでしょうか。 3.今年、最も期待するトピックはなんでしょうか。 4.今後のマイコミジャーナルに期待することはどのようなことでしょうか。 5.読者へのメッセージをお願い致します。

Nero

■アジア太平洋担当ゼネラルマネージャ 西松央
  1. 「Nero Burning ROM」という一つのライティングソフトの開発・販売元としてスタートした弊社が、マルチメディア統合ソフト「Nero」シリーズをはじめとした複数の製品を提供する企業へと進化し、これまでに全世界で3億本の製品を販売するまでに成長したことです。
  2. 技術が日進月歩で進化する一方、専門的な知識を持たない消費者にとっては最先端技術は難解で、気軽に生活に取り入れにくいという側面があります。弊社ではその二者の架け橋となるような、知識の有無に関わらず誰でも簡単に最新技術を活用できるようにする製品を提供することに力を入れています。
  3. HDVカメラ、デジタルカメラ、パワフルなPCなどが一般家庭にも行き渡ってきたと感じます。撮るだけではなく、デジタルで記録した映像や写真を編集したり様々なデバイスで楽しんだりと、誰もが気軽にマルチメディアを楽しむ文化がより広く根付くことに期待します。
  4. 創刊10周年誠におめでとうございます。今後もより多くの方々にPCの持つ可能性やそこから生まれる楽しさを伝えるために情報を幅広く発信し続け、業界全体を盛り上げていって頂きたいと思います。
  5. Neroは「Simply Enjoy」をスローガンに、誰でも気軽にデジタルライフを楽しむことができるようにする製品を提供し続けていきます。今後ともNeroをご愛顧くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

ペガシス

■代表取締役CEO 海老根崇
  1. (当社の創業が2001年11月ですので、創業直後からの進化点という観点にします)当社の最大の進化点は、製品ラインナップの拡充です。創業当時はフリーウェアから発展した動画エンコーダー1本のみで事業を行っておりましたが、現在ではパソコン上で動画を扱うジャンルの中で、目的別に製品ラインナップを増やし、作業ストーリーに沿ったアプリケーション画面設計などにも注力しております。
  2. 創業当時から一環して注力しているのが、ユーザー様の声をあらゆる方面から収集し、これを製品へ反映させることです。時には全く正反対な2つの声もあり、検討に多くの時間を要することもありますが、社内の関係者全員で話し合い、常にベストな方向へ進むべく努力をしております。また、フリーウェアのラインナップ拡充も継続して行っていく考えでございます。
  3. 利潤のみではない本質的な資本主義・マーケットの復旧。
  4. 日本以外でのソフトウェア販売状況(店頭・ESD)のレポートなど。
  5. 弊社はパソコン上でいかに簡単に、いかに高品質に動画を扱うかにこだわった製品作りを行っており、今後もそのポリシーを継続していきます。また、初心者への配慮から上級者向けの配慮まで全てを網羅した製品作りを常に行い、「動画と言えばペガシス」と言われるような事業活動を継続してまいります。どうぞ引き続きペガシス製品のご愛顧をよろしくお願いします。

マイクロソフト

■執行役 常務 ビジネス&マーケティング担当 佐分利 ユージン
  1. この10年でマイクロソフトの企業規模・事業領域が拡大しています。従業員数は10年前が約3万人であったのが、現在は9万人を超えています。事業領域もWindowsやOfficeというデスクトップ分野中心であった事業に加えて、サーバー事業、オンラインサービス事業、エンターテイメント&デバイス事業と大幅に拡大し、各事業が成長軌道にあります。インターネットやITの社会インフラ化が加速している中で、ソフトウェアの重要性も年々増加しており、ソフトウェアを介して様々なデバイス、システムがつながり、その上でサービスが展開されるという時代になってきています。マイクロソフトでは、そのような環境において、R&Dには年間数千億円を投資し(今期も8000億円以上)、イノベーションを加速させ、常に新しいエクスペリエンスの実現を目指しています。 また、現在では全世界で10億人以上の方が弊社の製品を活用いただいています。この観点からは、「企業責任」という点で当社はこの10年で大きく進化したといえます。全世界で100以上の国と地域で事業を展開しておりますが、弊社では、各地域・国の状況に合わせて、政府・自治体や教育機関、NPO、パートナー企業各社様と密接に連携し、責任ある企業市民として事業展開を行っています。今後も革新的な製品・サービス・ソリューションの提供をはじめとするイノベーションを継続して追求していくことで、ソフトウェア企業として新たな価値を創造し、日本市場を含む各地域・国の活性化へ貢献したいと考えています。
  2. 1.企業・法人向け事業では、経費削減や社員の生産性向上など経営強化に直結するITシステムの構築に向けてのソリューションビジネスの推進に注力します。ソリューション提案推進を図るため、サービス事業強化、ソリューションパートナー様との連携の強化、およびPeople Ready BusinessのビジョンのもとITの戦略的活用による経費削減や社員力向上を実現していくための「Save Customer Money(SCM)」マーケティングキャンペーンの展開などを積極的に展開しています。ソリューションパートナー様との連携に関しては、中・長期的な観点からの協力関係を再構築し、弊社の幅広い製品群とパートナー様の豊富なソリューションを組み合わせることにより、一体となってお客様への提案活動を加速させます。さらに1年前より徹底的に改善・追求し続けている 「"日本"品質」の向上に関しては、本社との連携も含めて継続して取り組んでいきます。このような取り組みを通して、日本のお客様やパートナー様からより一層「信頼される企業」として認識されるよう努力を続けてまいります。 2.一般コンシューマー向け事業では、人々のライフスタイルの多様化に伴い、弊社からも積極的に新たな価値提案を行っていきます。2008年秋Windowsブランドを再定義し、WindowsプラットフォームをベースとしたPC(Windows Vista)、モバイル(Windows Mobile)、オンラインサービス(Windows Live)を連携させることで、新しいユーザーエクスペリエンス(体験)を実現するシナリオ提案を継続して行っています。さらに、有力なテクノロジーやコンテンツを有する日本のパートナー様との業界を超えた連携を強化することで、日本におけるデジタルライフスタイルの推進を加速していきます。また、現在開発中の次世代Windowsオペレーティングシステム「Windows 7」に関しては、ハードウェア、ソフトウェア開発者の皆様へ技術報を提供し、ベータテストを通して多くの方々から貴重なフィードバックをいただいているところです。今後製品の開発終了・発売に向けて、企業ユーザー、一般のコンシューマーの皆様に順次様々な施策・情報提供を行い、新しいクライアント環境の実現と新たなエクスペリエンスの提案を行っていきます。 3.ハードウェアの低価格化と高性能化、およびネットワークの高速化を背景に、コンピューティング資源のインターネット上(=クラウド)への移行が進展しています。こうした「クラウド コンピューティング」に対して、弊社は「ソフトウェア+サービス」戦略のもと、ソフトウェアとサービスの利点を適材適所で組み合わせながら、従来型の「自社運用」、パートナー様のホストティングによるサービス提供、マイクロソフトのホスティングによるサービス提供の3つの方式により、お客様やパートナー様へ最適な選択肢を提供してまいります。2009年春には、日本市場においても企業の生産性向上を支援する「Microsoft Onlineサービス」を提供開始します。また、2008年秋に発表したクラウド コンピューティング向けプラットフォーム 「Windows Azure」の技術情報の積極的な提供と同時に、ソフトウェア+サービス戦略に基づいたパートナーシップの拡大にも注力していきます。
  3. 二つ目の回答とも重なりますが、1.ITソリューションによるコスト削減と経営の効率化、2.次期Windows OS「Windows 7」に向けたユーザーエキサイトメントの創出、3.ソフトウェア+サービス戦略によるクラウドコンピューティングの推進、の3点を挙げたいと思います。すべての分野で、マイクロソフト1社で展開するものではなく、各分野のパートナー様との協業をさらに強化・拡大し、パートナーエコシステムを加速させていきたいと考えています。
  4. ネットの普及で考えられないくらいの様々な情報が日々入手できるようになっていますが、最新のイノベーションのご紹介と、企業のコスト削減や業務の効率化に役立つ情報、開発者やITエンジニアの皆様がエキサイティングするような情報、そして人々のデジタルライフスタイルの推進に役立つような、ユーザー/読者が「元気」になるような情報の発信を期待したいと思います。
  5. 2008年後半より、米国でのサブプライムローン問題に端を発した金融危機の影響で、世界の経済状況が急変したことにより、日本においても様々な不測の事態が発生しています。各企業においては、業績予測や経営戦略の見直しを余儀なくされ、特に、短期的に業績を達成するために、投資抑制・経費削減と社員の生産性向上の高い次元での両立に一層注力していくことが重要になっています。一方、中・長期的な視点でいえば、企業の競争力の強化を実現するには、依然として戦略的IT投資が不可欠であると言えます。マイクロソフトでは、このような経済状況だからこそ、「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を、最大限に引き出すための支援をする」という自社の企業ミッションに基づき、ITが企業経営や人々の生活に貢献できることを従来以上にしっかりと訴求をしていきたいと考えています。日本の企業は世界に誇れる豊富な技術力を多く有しています。一方で、まだまだ経営におけるITを活用しての競争力強化という点では他の先進国に比べて後れを取っているところもあります。マイクロソフトでは、今後も日本企業とのパートナーシップを加速させ、且つ日本企業の競争力強化のお役に立ちたいと考えています。ぜひ、現在のような厳しい経済環境ではありますが、「ピンチ」を「チャンス」と捉えて、前向きに状況回復に向けてチャレンジしていきましょう。

マカフィー

代表取締役社長 加藤孝博
  1. マカフィーはこの10年間の急激なインターネット環境の変化を先取りし、コンピュータセキュリティの業界をリードして参りました。常に変化に対応しリードし続ける、これこそが最大の"進化"であると考えます。
  2. 30秒ごとに新しい脅威(マルウェア)が発見されていると言われる今日、企業のシステムからご家庭のPCまで、インターネットの脅威から皆様を守るために日々研究を重ね、新しい技術を開発・提供していきたいと思います。
  3. セキュリティでは、クラウドコンピューティングや暗号化などの技術が、昨今、注目を集めております。こういった技術に関する製品をご提供することで、この厳しい経済環境の折、お客様のビジネスに少しでも貢献が出来ればと考えております。
  4. 創刊10周年、おめでとうございます。これからも「知りたい!を刺激する総合専門サイト」として、様々な情報を分かりやすくご提供いただけることを期待しております。
  5. お客様のビジネスをインターネットの脅威から常に守り続ける唯一の総合セキュリティベンダーとして、邁進していきたいと思いますので、ご期待ください。

Mozilla Japan

■代表理事 瀧田佐登子
  1. Netscape がソースコード公開したのが今から11年前の1998年。以来、組織も製品も形を変えましたが、一番の進化は、Mozillaプロジェクトがこの10年をかけて真のOSSとして成長を遂げ、ブラウザ界の技術革新に大きな影響を与えたことではないでしょうか。
  2. 私達は、これまでも常に Web やインターネットの未来を見据え、様々な技術革新をリードしてきました。現在もそして未来も、世界中のコミュニティと共に、その先のあらゆる世界に良い影響を与える製品や技術を作り上げていきたいと思っています。
  3. ブラウザが提供するユーザエクスペリエンスの進化に注目しています。実際のユーザの声が直に反映され、まさに人々の英知の結晶と言えるOSSとして、Firefox はこの分野でも先頭に立てるのではないかと思っています。
  4. Firefoxのアドオンの特集など、コンシューマに対してわかりやすい視点で書かれた記事は、幅広いジャンルの読者層を持つマイコミジャーナル様ならではのものだと思います。こういったユーザ視点の記事の提供には今後も期待しています。
  5. 今年は、Firefox 3.1やモバイル版のFirefoxの他、メールソフトThunderbirdの新バージョンが2年ぶりにリリースされ、ホットなニュースを次々とお届けできるかと思います。マイコミジャーナルでの記事をぜひお楽しみに。
質問項目:  1.御社の10年前からの最大の進化点はなんでしょうか。 2.現在、御社が注力している点はなんでしょうか。 3.今年、最も期待するトピックはなんでしょうか。 4.今後のマイコミジャーナルに期待することはどのようなことでしょうか。 5.読者へのメッセージをお願い致します。

ルナスケープ

代表取締役社長兼CEO 近藤秀和
  1. 設立からということであれば、ウェブブラウザという非常に難しい業界でビジネスを確立したことではないでしょうか。
  2. 海外展開です。日本のソフトウェアは世界では非常にプレゼンスが少ないので、少しでも認知度を高めていければと考えています。
  3. 何よりも景気が回復し、世界がもっと元気になってほしいですね。
  4. 知的想像力を刺激し日本の不景気を吹っ飛ばすような、明るい記事をどんどん書いてほしいと思います。
  5. マイコミジャーナル様の記事を読み知識をつけ、これからの日本を元気づけてほしいと思います。

(五十音順、敬称略)

今後とも、マイコミジャーナルをご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。