映画『マダガスカル2』の公開記念イベントが27日、都内にて催された。イベントには本作で「ペンギンズ」の声優を務めるアンタッチャブルの二人が登場。動物に詳しいという柴田英嗣とその助手・山崎弘也の絶妙な掛け合いと共に、獣医学生らの前で講義が行われた。
本作は、NYの動物園から逃げ出したライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンの4頭が織りなすフルCGアニメーション。前作『マダガスカル』でたどり着いたマダガスカル島からNYへ戻る途中、飛行機がまさかの墜落。不時着したアフリカの大地で大冒険を繰り広げる。
盛大な拍手で迎えられたアンタッチャブルの二人は、挨拶も早々に講義をスタート。「シマウマの縞は白地に黒か、黒地に黒か?」、「ペンギンは寒いときどうやって身を守るのか?」などの難問・珍問を交えつつ動物雑学を披露。特に、柴田が気に入っているカバの話題になるとトークは白熱。ぼんやりとしているように見えるカバだが、実は非常に凶暴な動物なのだと語り、「あのムツゴロウさんもカバとの絡みはないでしょ?」とそれを裏付ける持論(?)を展開した。
講義が一段落すると、スペシャルゲストに本作主人公のアレックス、そして弟分として本物のライオンのアスランくんが登場。みんなで仲良く写真撮影となるはずが、アレックスの着ぐるみに驚いたアスランが興奮。兄貴分のアレックスが遠慮して退場してしまう一幕も。しかし、アレックスがいなくなった後は終始おとなしかったアスラン。ぼんやりと寝そべる姿には女性客から「かわいい~」の声が数多く上がっていた。
間近で見た本物のライオンを「ちょっと怖い雰囲気はありますけども、でもかわいいですよね」と語った柴田に対し、山崎は「やられるほうの感じってこんな感じなんだな。すごく草食動物の気持ちがわかりましたね」とひやひや顔。写真撮影時も気軽にアレックスの頭をなでていた相方を傍目に、山崎はすっかり硬直しきっていた。
最後に山崎は、「夢のある作品となっておりますので、『マダガスカル2』とともにですね、アンタッチャブル山崎をよろしくお願いします!」と本作と一緒に自身の PR。一方の柴田は「こういう映画を通じて子供たちに、今いろいろ危機にある動物のことを知ってもらいたい」と、動物好きらしいコメントを残した。
映画『マダガスカル2』は、3月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。