映画『激情版 エリートヤンキー三郎』の初日舞台挨拶が28日、東京・新宿で行われ、主演の石黒英雄、山本ひかる、小沢仁志、小沢和義、加藤知宏、山口雄大監督、そして主題歌を担当したmisonoが出席した。
本作が映画初主演となる石黒は「今日はよろしくお願いします」と挨拶し、共演者から「何を?」とつっこまれるなど、やや緊張気味。そのせいか「今日はちょっとお腹をくだしました」と明かしつつ、「(『エリートヤンキー三郎』のドラマは)初主演作品で、まさか映画化になるとは思ってなかったので、最初は不安で信じられない気持ちだったんですが、今日、この日を迎えられてとっても嬉しいです」と喜びを語った。
ヒロインを務める山本にとっても、ちょうどこの日は18歳の誕生日を迎えるというダブルで嬉しい日となった。山本は「こんな日に誕生日を迎えられてすごく嬉しいです!」と感激する一方、最近あった"バカヤローな出来事"を「つい最近、すごく大切にしていて、部屋にたくさん集めていたクマの人形を、母親と喧嘩して捨てられたこと」と、初々しい一面をのぞかせていた。
真夏の撮影で、厚い衣装をきて挑んだ石黒は、「暑くて体力を奪われながらの撮影でしたが、パワフルな作品に仕上がりました」と自信をみせた |
主題歌について「カラオケで盛り上がる曲」と言う石黒に、「ライブでも盛り上がりますよ」とつっこむmisono。さらに、「キーが高くて歌えない」と石黒がつぶやくも、misonoから「今回はキーは低めでつくったんですけど……」と空回りしていた |
舞台挨拶では、スペシャルゲストとして登場したmisonoが、持っていた花束を石黒に手渡すはずが、石黒の頭に投げつける場面も。misonoは「手作りチョコを作ったのに、バレンタイン前に振られた」と暴露し、「想いを伝える前に電話を無視するのは人として良くない!」と力説。主題歌『球魂~やる気・元気・その木の根っこ~』の作曲にあたって、「ヤンキーって外見で判断されがちだけど、私は、中学生の時いじめにあっていて、助けてくれたのが幼なじみの優しいヤンキーでした。木も、『立派な木だね』って外見で判断されるけど、その木をほんとはたくさんの根っこが支えてくれてる。それは友達だったり家族だったり…。そんな魂を込めて作りました」と語り、「いつもはアーティストとしてはネガティブな曲が多かったけれど、今回はぶっとんだギャグムービーということで、バラエティー番組に出演する自分とぴったりなイメージで、キャッチャーで、皆が口ずさめるような曲になったと思います」と、ノリの良さをアピールしていた。