TVアニメ『戦場のヴァルキュリア』の主題歌でデビューを果たすHIMEKA。少し緊張しながらも、流暢な日本語で受け答えをしてくれた

2009年4月より放送開始予定のTVアニメ『戦場のヴァルキュリア』。その主題歌が「第2回全日本アニソングランプリ」で優勝したHIMEKAのデビュー曲『明日へのキズナ』に決定した。

カナダ出身のHIMEKA(本名:カトリーヌ・セント・オンジュ)は、2008年に開催された「第2回全日本アニソングランプリ」に出場。3,186名の中から見事優勝の栄冠を勝ち取った。『美少女戦士セーラームーン』など日本のアニメが大好きで、日本アニメソング歌唱歴は10年以上という彼女。海を越えてのアニソンシンガーになりたいという夢を、いよいよ実現させる。

デビュー曲『明日へのキズナ』は、スキマスイッチの常田真太郎がプロデュース。作詞はTVアニメ『Fate/stay night』のキャラクターイメージソングなどアニメ作品の楽曲を数多く手掛けるこさかなおみ氏が担当するなど、豪華アーティストが揃った。デビュー曲は3月20日より開催される「東京国際アニメフェア2009」で披露されるほか、5月末にCD発売を予定。ぜひアニソン界の黒船・HIMEKAの歌声を堪能してほしい。



アニソンシンガーとしてデビューする夢を叶えたHIMEKA。「水樹奈々さんといつか一緒に歌いたい」と新たな夢を明かした

今回は、2月26日には行われたデビュー会見においてHIMEKAが語ってくれた意気込みやメッセージなどを紹介しよう。

――「アニソングランプリ」に応募したきっかけは?
「『グランプリ』のことはインターネットの動画サイトで偶然動画を見つけました。昔から日本のアニソンが大好きで、これは絶対に応募したいと思いました」


――「グランプリ」で優勝してから半年ほど経ちましたが、気持ちの変化は?
「今日取材で囲まれて、初めてデビューするんだと実感を持ったという感じです(笑)。それまでは夢みたいで現実ではないようでした」

――好きな日本のアニメ作品を教えてください
「5歳のころは『鉄腕アトム』です。15歳のときに『美少女戦士セーラームーン』を観てから多くのアニメを観るようになり、ほかには『ふしぎ遊戯』が好きです。最近の作品では『鋼の錬金術師』『キノの旅』『クロノクルセイド』です」

――デビュー曲を初めて聞いたときの気持ちは?
「アレンジ前のデモテープを最初に聞かせてもらい、いい曲になると思いました。また、ライブで感情を込めて歌えば、盛り上がると感じました」

――歌うときにどんな感情をこめていますか?
「絆や明日への希望が歌われている歌詞なので、前向きにという気持ちを込めて歌おうと心掛けています。また自分がアニソンの歌手になるという希望を持ってきたということも、歌の中に込めたいと思いました」

――日本語はどうやって勉強されましたか?
「最初はアニメなどを観ながらでしたが、本格的には大学でアジアの勉強をしている友だちから教科書などを借りて勉強しました。また歌い方についても独学で勉強しました」

――HIMEKAという名前の由来は?
「HIMEKAは自分が生み出したキャラクターです。小さいころから自分で絵を描いたり、ストーリー考えたりするの好きで、16歳のときに考えました。自分の理想のキャラクターで、HIMEKAのようなキャラクターになりたいと思ってつけました」

――スキマスイッチ・常田真太郎さんのプロデュースはいかがでしたか?
「私は最初すごく緊張していたのですが、常田さんはとても穏やかな人で話しやすかったです。メロディーの高低など、歌い方についてアドバイスをいただきました」

――憧れの歌手はいますか?
「水樹奈々さんです。今年1月に初めて水樹さんのライブに行きました。歌唱力やリズムがすごく、スピーチも完璧だと思います。いつか一緒に歌えたら、すごくうれしいです」

――これから応援してくださるファンへ、メッセージをお願いします
「デビューまで自分を支えてくれた友だちや、またこれから自分を応援してくれる人たちに感謝します。私の夢が叶ったのは、自分だけの力ではないです。ぜひHIMEKAの世界を一緒に作りましょう!」

PS3用ソフトとして発売された同名作品を原作とするTVアニメ『戦場のヴァルキュリア』。義勇兵となり戦火を駆け巡る若者たちの物語を描く。4月よりMBSほかにて放映予定

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