NECライティングは23日、住宅用照明器具の2009年春モデル「9LKZ792-G」「9CK792-G」「9CK792-X」を発表した。発売は4月10日で、価格は9LKZ792-Gが3万8,525円、9CK792-Gと9CK792-Xが2万1,735円となっている。

高高率な新型高周波点灯専用管が採用されている、2009年春モデルの住宅用照明器具「9LKZ792-G」(左)と「9CK792-G」(右)。「9CK792-G」と同デザインでクリアカラーの「9CK792-X」も同時発売される

9LKZ792-Gは天井直付けタイプのシーリングライトで、9CK792-Gと9CK792-Xはペンダント。どちらも、27型と34型の高周波点灯専用管を1本ずつ使用した(高出力時38W/48W)、計86Wタイプの照明器具。

9LKZ792-Gは、器具の厚さが80mmという圧迫感の少ないスリムな形状を採用する。ガラス調のセード部分は、下面がオープンになっているが、これは光の減衰を抑えるためと、ランプの交換を楽にするため。レバーを引くだけでランプが外れる「かんたんソケット」も採用されている。操作面では、オン/オフやスリープタイマー、調光機能などを操作可能なリモコンが付属。調光機能は、リモコンの明/暗ボタンで100%/約70%/約50%/約10%の明るさに調光できるほか、明/暗ボタンを押し続けることで、100%〜10%の連続調光もできる「デジタル連調10」が採用されている。

9CK792-Gと9CK792-Xも、9LKZ792-G同様に、スリムな形状を採用したペンダント。プルスイッチが採用されており、調光機能などは搭載されていない。9CK792-Gが、9LKZ792-Gと同じガラス調で、9CK792-Gはクリアタイプのカラー。

なお、3モデルとも、新開発の高周波点灯専用管が採用されている。新型のランプは、27型のFHC27ED-LEが、定格時2.340lm(25°C)/2,460lm(35°C)、高出力時3,500lm(25°C)/3520lm(35°C)、34型のFHC34ED-LEが、定格時3,050lm(25°C)/3,200lm(35°C)、高出力時4,560lm(25°C)/4,590lm(35°C)の全光束となっており、同形上のランプとしては、現時点での1番の明るさとなっている。定格寿命も1万6,000時間となっており、同タイプとしては、パナソニック電工の「スリムパルックプレミア」を並び、現時点でのトップだ。なお、このランプ単品は、6月に発売が予定されているとのことだが、製品としての発表は、まだ先になる予定。