ウェディングプロデュース・レストラン運営のノバレーゼは25日、完全貸切(ゲストハウス)型婚礼施設「広島モノリス」と「三瀧荘」を2009年秋、広島市内にオープンする。同社の中国エリアの出店は初。

広島モノリスは、"モダン・ラグジュアリー"をデザインコンセプトとした都市型ゲストハウス。JR広島駅から徒歩10分という好立地に位置する同施設は、約1,520平方メートルの敷地の中央に、水をテーマにした日本庭園を配置。その周りを囲むように婚礼会場やチャペル、ラウンジを併設させる。日本庭園は、比叡山延暦寺阿弥陀堂などを手がけた京都の久保造園が手がける本格派。披露宴会場のメインテーブル後方部からも日本庭園を眺めることができ、新郎新婦が会場に入場しテーブルに着席した瞬間、池から高さ2mの噴水が噴出す演出も用意されている。またチャペルは、水に囲まれた前面ガラス張りの独立型チャペル。祭壇越しには滝が流れ、清涼感溢れる挙式を演出するとのこと。料理は素材などを厳選したフランス料理が提供される。

広島モノリス外観

広島モノリスバンケットから中庭を見た様子

三瀧荘は昭和初期の歴史的建造物を婚礼施設として利用する「再生型ゲストハウス」。元々和洋折衷の豪邸だった建物を1946年、料亭旅館「三瀧荘」として開業。各国の要人の宿泊先として、また将棋の棋王戦や囲碁の碁聖戦の舞台として愛された木造建築だ。2006年1月末に惜しまれつつ幕を閉じた三瀧荘の、現存する建物や庭を活かしながら"ジャパニーズ・モダン"をテーマに再生したという。建築面積は1,273平方メートルで、披露宴会場は敷地内に新設される。こちらも披露宴会場から、日本庭園を臨むことができ、開放感ある空間が演出される。チャペル、Barラウンジは別用途で使われていた既存の施設内に新たに造られ、料理は和食が振舞われるとしている。

三瀧荘外観

三瀧荘バンケット

三瀧荘チャペル