石油情報センターが25日発表した石油製品の価格動向調査によると、23日現在のレギュラーガソリンの店頭価格の全国平均は前週に比べ0.2円上昇し、109.6円となった。今年1月13日から6週連続の上昇となるが、この間の上がり幅はトータルで3.6円とジワジワペースが続いている。ハイオクは前週比0.3円高の120.5円。軽油は前週比0.4円安の100.9円。軽油は4週連続の値下がり。
レギュラーガソリンの価格が上がったのは28都道府県で前週の32都府県から減少。前週と変わらなかったのは6県。下がった県は前週の8県から13県に増えた。都道府県別にみても価格の変動は「比較的落ち着いた状況」(石油情報センター)で、10円以内の上昇または下落に収まっているところがほとんど。上昇幅がもっとも大きかったのは岡山で前週より2.8円高い110.5円、下落幅がもっとも大きかったのは高知で前週より1.1円低い107.2円だった。平均価格がもっとも高かったのは今週も離島の多い長崎で117.2円。続いて鹿児島が115.0円だった。もっとも安かったのは沖縄で105.4円。
石油情報センターは「原油価格も比較的落ち着いた状況で、ほかにガソリン価格を動かす大きな要因も見当たらない。上がるにしろ下がるにしろしばらくは小幅な値動きが続くのでは」と話している。