キダム、アレグリア……数々の名作を生みだしてきたサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の大作『コルテオ』がついに日本に上陸! イタリア語で「行列」を意味するこのショーは、幻想的かつ情熱的で、見る者すべてを夢と魔法の世界へ誘う究極のエンターテインメントです。
――と、どこかで聞いたフレーズをとりあえず並べてみましたが、そんなのはCMを見ていればいくらでも耳に入ってくることであり、僕が今回やろうとしているのはそんなことではなくて、
結局のところサーカスってどんなものなの? それって楽しいの?
という疑問をお持ちの読者の皆様のために、実際に「ダイハツ コルテオ シルク・ドゥ・ソレイユ」を体験してリアルなレポートをお届けすることなのです。
今回の公演の会場となったのは、原宿・新ビッグトップに設置された巨大テント。テントっていってももちろん運動会のアレではなくて、ドームと呼んだほうがしっくりくる感じの建物です。
エントランスホールの中にはコルテオショップやコルテオカフェなどが軒を連ね、どこも身動きできないほどの人だかりができていました。
そしてホールの真ん中には、コルテオのロゴがプリントされた車が「さあ写真を撮るがいい」とばかりに鎮座。
……もしこれが街中を走っていたら残念ながら痛車にカテゴライズされてしまうと思うのですが、鑑賞用としてはかなりかっこよかったです。
また、今回はユニクロとのコラボということで、入口のところでユニクロ製のストールを無料配布していました。
てっきりライブのペンライトと同じく何かの演出に使うのかと勘違いした筆者は、「ひょっとしたら公演の最後に『ブラボー!』って叫びながらこれをぐるぐる回すのかも……」と割と真剣にそんなことを考えていたのですが、まったくそんなことはなくて、純粋にユニクロからのプレゼントだったようです。危なかった……もうちょっとでコルテオの公演DVDにストールを振り回しながら奇声を発する28歳男性の姿が映り込むところでした。皆様も充分お気を付けくださいね!
さて、そろそろ「お前の話はどうでもいいからさっさと公演の紹介をしろや!」という尖ったナイフのようなオーラがモニターの向こうから伝わってきますので、ここからは『コルテオ』の内容をかいつまんでご紹介していこうと思います。