最近、きれいな"男性"が増えている。肌や髪がツヤツヤで、……いい香りまでするような素敵な男性と街で擦れ違う時、ドキッとした経験があるだろう。Yahoo!リサーチが24日に発表した調査結果で、首都圏在住20歳~39歳の男性の半数強が美容に気を遣っている実態が明らかになった。今や男性も女性並に他者からの見た目を意識しているようだ。
2008年12月に実施された同調査で、男性が特に気に掛けているおしゃれ・身だしなみのトップは「体臭・口臭」(48%)で、「髪形・ヘアケア」(47%)、「スタイル・体型」(46%)と続いた。現在使用しているフェイスケア・ボディケア用品の利用率では、「制汗デオドラント」、「香水」などの匂い・香りケアのアイテムや、「洗顔料」、「脂取り紙」などの顔の清潔さを保つためのアイテムで男女差が少なく、男性の利用率は高めの結果となった。
さらに、おしゃれ・身だしなみに気を遣っている男性の中でも3~4割強が、髪の「ダメージ」、「香り」、「つや」といった女性並のヘアケア意識を持っていることも明らかになった。そういった全体の約25%にあたるヘアケア高意識層の男性の利用シャンプーブランドは、1位は「ラックス」(14.4%)、次いで「ツバキ」(11.8%)、「サクセス」(10.3%)、「パンテーン」(7.8%)、「モッズ・ヘア」(6.0%)の順となり、つやなどを重視したいわゆる高級シャンプーに位置づけられるブランドが上位を占めた。ちなみに、女性向けの高級シャンプーを購入している男性の59%が女性向けと自覚しながら購入し、さらに65%は購入の際に照れくささを感じていないことが浮き彫りとなった。