今週の家電"売れ筋"週間ランキングでは、不況にもかかわらず、"生活必需品"として売れているという空気清浄機の人気機種をチェックしたい。ランキング集計には、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店にご協力をいただいた。

2月10日~16日家電"売れ筋"週間ランキング - 空気清浄機編

順位 メーカー 型番
1位 パナソニック F-PXD50
2位 シャープ IG-A100
3位 三菱電機 MA-838
4位 日立製作所 EP-CZ30
5位 シャープ KC-W65
6位 パナソニック F-VXD40
7位 東芝 CAF-KH5
8位 日立製作所 EP-CV1000
9位 三菱電機 MA-268SV
10位 富士通ゼネラル DAS-301R

今週の売れ筋ランキングでは、パナソニックの空気清浄機「F-PXD50」が1位となった。同モデルは、空気清浄機能のほか、水に包まれた微細なイオン「ナノイー」により肌にうるおいを与える機能も装備するモデルだ。適用床面積は24畳。カラーはシルキーホワイト、ブライトシルバーの2色が用意されている。

同店のセールスアドバイザー 鈴木和訓さんは「F-PXD50は、加湿機能が搭載されていないため、デザイン的にもスリムで人気があります。また『気流ロボット』の採用で床上30cmのハウスダストの集塵力がアップしているのも好評です」と話す。300(W)×620(H)×210(D)mmというサイズはリビングなどにも場所をとらずに設置できそうだ。

パナソニックの空気清浄機「F-PXD50」

ただ、「小さければ良いというわけではないんです」と鈴木さん。運転音が気になる空気清浄機では「空気を清浄するスピードも大切。早く空気を浄化できれば、弱運転に切り替わるタイミングも早くなり、運転音も静かになります」とのこと。小型タイプの機種だとパワー不足となる懸念もあるようだ。

セールスアドバイザー 鈴木和訓さん

2位に入ったシャープの「IG-A100」は、店頭では"空気清浄機"と並んで販売されてはいるものの、集塵機能は搭載されない"プラズマクラスターイオン発生機"。空気中に浮遊するカビ菌やウイルスを分解・除去する「プラズマクラスター」技術を特徴としており、インフルエンザや風邪対策として購入する人が多いという。また、3位にランクインした三菱電機の「MA-838」は、「集塵力は現在、店頭に並んでいるモデルの中では、随一です」と鈴木さんも太鼓判を押すモデル。フィルターが10年間交換不要というお手入れの簡単さにも注目が集まっているようだ。

鈴木さんのおすすめは、シャープの加湿空気清浄機「KC-W65」など、空気清浄機能だけではなく加湿機能も搭載したモデル。サイズはやや大きめになるが、「一台で2役。冬場は加湿器として使うなど、一年中使えるモデルです」としていた。