アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の公開日が6月27日(土)に決定した。シネマスクエアとうきゅう他にて全国公開となる。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(以下『破』)はTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を刷新した「新劇場版」4部作(公開は全3回を予定)の第2部となる作品。2007年9月公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』からはおよそ2年ぶりの続編となる。原作・脚本・総監督は庵野秀明氏。制作はスタジオカラーとなっており、クロックワークスとカラーが共同配給を行う。
TVシリーズの序盤を再構築した『序』と異なり、『破』では文字通り、我々の先入観を打ち破る未知の領域へと足を踏み込む。発表資料では「既存素材の流用にこだわらず、完全新作をベースに制作が進められている」となっており、アスカと新ヒロインの登場、そしてアニメ誌で発表された新バージョンのエヴァ2号機以外は、ほとんどすべてが謎のベールに包まれているのが現状だ。TVシリーズ開始から14年を経たオリジナル展開には、否が応にも期待がふくらむ。
公開日が決定したことに合わせて、3月14日からシネマスクエアとうきゅう他、全国公開劇場の窓口(一部劇場を除く)にて、特典付き特別鑑賞券が発売される。この前売券の第1弾は「アスカ」バージョンとなっており、キャラクターデザインの貞本義行氏によるアスカの描き下ろしイラストが全面に使用されている。さらに特典として「50%ベアブリック・アスカ ver.」が用意され、価格は1,600円となる。完全数量限定となっており、発売と同時に完売が相次いだ前回の特典付き特別鑑賞券と同様、ファン垂涎、売り切れ必至のレアアイテムとなりそうだ。この『破』の特典付き特別鑑賞券は全3弾の予定で、第2弾はレイ、第3弾はとあるキャラクターのバージョンになるとのこと。そちらも要注目だ。
公開日決定、特別鑑賞券発売、そしてさらに『序』のBlu-ray化も決定するなど、ついにカウントダウンが始まった感のある『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。6月27日、「新劇場版」の真価が我々の眼前で明らかとなる――。
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