東芝は19日、ポータブルDVDプレーヤー「ポータロウ」シリーズの新モデル「SD-P73DTW」を発表した。発売は3月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は4万円前後。

ワンセグ録画に対応した、初のポータブルDVDプレーヤー「SD-P73DTW」。本体カラーはブラックとホワイトの2色が用意される

同製品は、ワンセグチューナーを搭載した録画機能付きのポータブルDVDプレーヤー。録画に使用できるメディアは、SDメモリーカード、またはmicroSDメモリーカード(アダプターが別途必要)。16GBのメディアで、約91時間43分の録画が可能だ(ビットレート384kbpsの場合)。録画に使用できるメモリーカードは、8MB~2GBのSDメモリーカード、4GB~32GBのSDHCカード、1GB~2GBのmicroSDメモリーカード、4GB~8GBのmicroSDHCカード。カードの速度は特に指定されておらず、スタンダードタイプのカード(転送速度8MB/s)も利用可能だ。EPG(電子番組表)を利用したり、ダイレクトに日時指定を行うことで録画予約も可能。録画は、DVDを再生中にも実行される。

なお、本機で SDメモリーカード/microSDメモリーカードに録画した番組は、ワンセグ対応のテレビや携帯電話でも再生可能だ。同社の液晶テレビ「REGZA」のZH7000/ZH500シリーズ(52V型/46V型)が、本機で録画した番組の再生に対応しているほか、携帯電話では、auのW65T/W64T/W62T/W61T/W56T/W54T/W53T/W52T、ソフトバンクの921T/920T/912Tが対応する。

搭載している液晶パネルのサイズは7V型で、画素数は480×234ピクセル。電源は、ACアダプター/カーアダプター/バッテリーパックの3方式で、バッテリーパックは、連続5時間のDVD再生が可能だ。

なお、本機に搭載されている光学ドライブでは、DVDビデオ、DVD-R/RW(VR/Videoフォーマット)、音楽CD、CD-R/RW(CD-DA/MP3/WMA/JPEG/DivX形式)の再生が可能だ。また、SDメモリーカードに保存されたMP3/WMA/JPEG形式のファイル再生にも対応するが、その場合、利用できるメディアはSDメモリーカードのみで、SDHCカードには対応しない。

サイズは190(W)×31(H)×161(D)mm(突起部除く)。量さは820g(バッテリー除く)。付属品は、AV入出力端子用映像・音声コード、リモコン、ACアダプター(100V)、外部アンテナ、キャリングバック、カーアダプター、耳掛け式ヘッドホンなど。