リンクスインターナショナルは18日、Intel Core i7プロセッサに対応したハイエンドATXマザーボード「GA-EX58-UD4P」を発表した。現行の「GA-EX58-UD4」の上位モデルと見られ、PCIe x16スロットが2本から3本へと強化されている。価格はオープンだが、店頭予想価格は30,000円前後。発売は21日の予定だ。

「GA-EX58-UD4」

チップセットはIntel X58 Express+ICH10R。マルチグラフィックス機能はNVIDIA SLI、ATI CrossFireXに両対応している。グラフィックスインタフェース向けにPCI Express x16スロットを3本備えており、3way SLIや3way CrossFireXの利用が可能となっている。

バックパネル部

GIGABYTE独自の品質規格「Ultra Durable3 Classic」に対応し、MOSFETは低発熱な低RDS(on)MOSFETで、PCB基板には従来の2倍となる2オンス銅箔層を採用した。銅箔層によって電気抵抗が低減、電力の損失および発熱も抑えられるとしており、高い負荷が発生するオーバークロック動作にも最適な製品とされている。

オーバークロック性能の向上については、CPUやメモリ、ノースブリッジに多くの電圧をコントロールできる「ハードウェア オーバーボルテージ コントロールIC」を搭載した点もメリットと謳われている。コンデンサには信頼性を重視し日本製固体コンデンサが使われている。BIOSを2基搭載して万一の不具合に備える「DualBIOS」も搭載した。

省エネ機能「Dynamic Energy Saver Advanced」も特徴。マルチギアスイッチにより電源フェーズを切り替え、低負荷状態から高負荷状態への切り替え時のエネルギーロスを低減する。これは専用ユーティリティーソフトにより簡単に設定でき、リアルタイムで省エネ状況を確認することもできる。

■主な仕様
対応CPU Core i7
QPI 4.8GT/s、6.4GT/s
チップセット Intel X58 Express+ICH10R
メモリ アンバッファードDDR3 SDRAMスロット×6基(最大容量24GB)、DDR3 2100/1333/1066/800MHz対応
拡張スロット PCI Express x16×3(x16、x16、x8)、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI×2
ストレージ SATA II×8ポート(ICH10R×6ポート+GIGABYTEチップ×2ポート)、ATA×1ポート
RAID ICH10R 0/1/5/10、GIGABYTEチップ 0/1/JBOD対応
ネットワーク 1000BASE-T(Realtek 8111D)×1
サウンド HDオーディオ対応(Realtek ALC889A)
その他 USB2.0×8ポート(+ピンヘッダにより4ポートの拡張が可能)、IEEE1394×1(+ピンヘッダにより2ポートの拡張が可能)