スペイン・バルセロナで16日(現地時間)、移動体通信の総合見本市「GSMA Mobile World Congress」が開幕した。端末メーカー、通信事業者、関連機器、ソフトウェアベンダーなど、携帯電話に関連した多数の企業が一堂に会する展示会で、携帯電話関連のイベントとしては世界最大規模。会期は19日まで。

Mobile World Congressの会場となっているバルセロナの国際展示場・Fira Barcelona

世界的な金融の混乱の影響は携帯電話業界でも避けられず、会場では「例年に比べ来場者の出足が鈍い」といった声も多く聞かれるが、イベントの開催に合わせて各社とも新製品・サービスを用意している。既報の通り前日のイベントでSony Ericssonがハイエンド機種「Idou」を発表したほか、16日に入ってMicrosoftがWindows Mobile 6.5、Nokiaがアプリ販売サービス「Ovi Store」、Samsungが「OMNIA HD」、LGが「GM730」、HTCが「Touch Diamond II」と、大型発表が相次いでいる。

主要端末メーカーの展示ブース

会場では、タッチ携帯、LTE、オープンプラットフォーム、コンテンツサービスの強化といった内容が注目を集めている模様。マイコミジャーナルでは会期中、展示内容を中心に現地からイベントの模様をお伝えする。