表示を統合し、アイコンで携帯/PCサイトを区別。アイコンのデザインは、キャリアによって異なる

Googleは16日、同社の携帯向けサービス「Googleモバイル」において、検索結果のページをリニューアルしたと発表した。従来、携帯サイト/PCサイトの2つのセクションに分けて表示されていたものが1つに統合された。

同社によると、携帯サイトはPCサイトに比べてカバーされる情報の範囲が狭く、キーワードによっては有用な情報を持つ携帯サイトが見つけられない場合があった。また、従来のページレイアウトでは画面の下半分までスクロールしないとPCサイトの検索結果にアクセスできない状態だったという。これを背景として、今回の検索結果統合アルゴリズムの開発を行ったという。

新しいレイアウトでは検索結果のページタイトルに、リンク先が携帯サイトかPCサイトかを示すアイコンがそれぞれ左側に表示されるようになった。PCサイトにアクセスした場合は、HTMLコードを解析する「Google Wireless Transcoder」を通してシンプルなHTML形式で表示される。レイアウトが崩れる場合があるが、テキスト部分は読めるため、内容の把握は可能だ。通信料金は通常の携帯サイトを利用する場合と変わらない。

同社は、表示が統合されたことで、これまでPCサイトの利用を避けていたユーザーも携帯からより多くの情報を利用できるようになるとしている。