映画『ストリートファイターザ・レジェンド・オブ・チュンリー』のジャパンプレミアが12日、都内の秋葉原UDXにて催された。試写会前のプレミアムイベントでは、この日のためにはるばる来日したチュンリー役のクリスティン・クルック、吹き替え版でパイソン役を務める千原せいじ、バルログ役の千原ジュニアらも参加する豪勢な顔ぶれ。終始笑いの絶えないイベントとなった。
本作は、人気ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクター春麗(チュンリー)を主人公にしたオリジナルストーリーの映画化。裕福な家庭に生まれ、幸せな生活を送っていた春麗だが、ある日父親が拉致されてしまう。10年後、美しい女性に成長したチュンリーは父親を捜すため、「ストリートファイター」となって悪の組織に立ち向かう。
今回が初来日となるクリスティンは、会場となった秋葉原について「一言で言えばクール。とてもカナダにはないような雰囲気」とコメント。
初めて見る生クリスティンに千原せいじは、「べっぴんさんやなぁと思いましたよ。チョコレートてっきりもらえるんかなと思ってたら、スタッフが言ってへんかったみたいで。日本にはこの時期チョコレートをあげる文化があるということをちゃんとスタッフは伝えといてください。がっかりです」と、スターからチョコレートがもらえなかったことをひどく残念がっていた。これを聞いてクリスティンは苦笑い。
仮面の貴公子・バルログ役を務めた千原ジュニア。似ているところは? との質問に「爪バーンで、仮面つけてるんですよ。共通するところないですね」 |
結局チョコレートはもらえなかった千原せいじ。ちなみに映画での台詞は千原ジュニアよりは多いとのこと |
初めての本格的な声優挑戦に苦労されたんじゃないですか?との質問に千原ジュニアは、「収録5時間の予定のところ、4時間巻きの1 時間で済みました。なかなかの才能だな」と自画自賛。実際のところ台詞は3行分しかなく、「うわぁ」「ああー」「おおう」といったものがほとんどだったようだ。練習について尋ねられると「練習ですか? じゃあ、はい、しました」と怪しい返事。「お風呂に入っているときに息づかいの練習をしてました」としぶとくうそぶいては「嘘つけ!」とせいじに突っ込まれていた。
3人の挨拶が一通り済んだところで、会場には挑戦者登場の効果音が鳴り響くと共に、チュンリーのコスプレをしたハイキングウォーキングのQちゃんが"乱入"。「ニセモノのチュンリーがいると聞いて飛んできたわよ」とクリスティンに勝負を挑むニセチュンリー。「覚悟しなさい!」と襲いかかるも、本物のチュンリーのキックでニセチュンリーは吹っ飛ばされてしまう。だが後で「気持ちよかったです」と話すなど、むしろ喜んでいるようだった。
観客の前で見事なショーを見せてくれたクリスティン。実は、長年空手をたしなんできたこともあり身体を動かすことは得意なのだとか。そのため本作でのスタントシーンも、本当に危険なシーン以外はほとんど自身で演じていると話してくれた。イベントの最後にクリスティンは「なんといってもバトルシーンが見どころなので、そこを楽しんでいただきたいと思います」と本作をPRし、会場を後にした。
映画『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』は、28日より新宿ミラノほか全国ロードショー。
(C) CAPCOM CO.,LTD./Based on Capcom's Street Fighter Video Games