三菱レイヨングループのエムアールシー・ホームプロダクツは12日、浄水器「クリンスイ」の新製品ポット型浄水器「CP007」、蛇口直結型浄水器「CSP601」「CSP602」の3製品を発表した。各製品とも発売は4月上旬で価格はオープン。推定市場価格は、CSP007が5,000円前後、CSP601が1万円前後、CSP602が9,000円前後。
「浄水器、高機能水処理技術、製品関連市場におけるグローバルブランドをめざす」と語る芝塚全功 MRC・ホームプロダクツ社長 |
プロデューサーの佐藤卓氏。クリンスイの世界観をデザインで表現したという |
新製品の発表は、世界初の中空糸膜フィルター採用家庭用浄水器クリンスイの発売25周年を機にしたもの。グラフィックデザイナー・佐藤卓氏プロデュースにより、世界展開を見据えた新CI計画を展開する。これにともない、4月1日より、社名も「三菱レイヨン・クリンスイ株式会社」に変更するという。
新CI計画のもと、佐藤氏が、VI、プロダクツ、パッケージ、広告、プロモーションまで、同一コンセプトでプロデュースを担当、その第1段がクリンスイ CP007となる。過剰な装備を省き、水を美しく見せ、インテリア性に優れたデザインとしたという同製品は、クリンスイのポイントマークでカートリッジの交換時期を設定したり、脱着が容易な取っ手付きのカートリッジを採用するなど、機能や使いやすさ、耐久性にもこだわったデザインとしている。全容量2.3Lで、浄水容量は1L。サイズは265(W)×300(H)×115(D)mm。質量は900gで満水時は1980g。
カートリッジには、中空糸膜フィルターと活性炭、セラミック、炭酸カルシウムを組込みこんでおり、家庭用品質表示法に定められた除去対象13物質、および浄水器協会で定められた除去対象2物質を除去し、弱アルカリ水を生成。濁りや赤サビも除去する。カートリッジの交換時期は、蓋に取りつけられたクリンスイのポイントマークである「C」をかたどったダイヤルで設定。Cの右上をその外周に刻まれた使用開始月に合わせると、Cの右した部分が交換月を指す仕組みだ。
クリンスイ CSP601は、液晶表示を採用した蛇口直結型浄水器の最上位モデル。文字とアニメーションでカートリッジ交換時期や適正使用水量を表示する。こちらも中空糸膜フィルター採用の3重ろ過システムにより、家庭用品質表示法に定められた除去対象13物質の他、浄水器協会で定められた除去対象2物質を除去。濁りや赤サビまで除去する。なお、除去対象が8+2のカートリッジを使用したクリンスイ CSP602も同時発売される。