ラステーム・システムズは12日、デジタルステレオアンプ「RDA-212」を発表した。発売は23日を予定しており、価格は3万9,900円。

強力な電源+ドライブ能力の高いデジタルアンプという構成の「RDA-212」。洗練されたルックスも特徴となっている。青山にある同社のショールームでは、RDA-212のデモが行われているとのことだ

RDA-212は、低価格なデジタルアンプ。ただし、その中身は、自社設計のトロイダルトランスや、30000μFという大容量コンデンサーを採用した強力な電源、高い応答性とS/N比を実現するショットキーバリア・ダイオードを使用した整流回路など、高級機といわれるモデルに引けを取らないものとなっている。サウンド面では、既存モデル「RSDA302P/U」「RSDA202」のフラットなサウンドに加えて、大容量電源の搭載により中低域のスケール感もアップしているとのことだ。なお、デジタルアンプ部分も新設計のものが採用されている。

金メッキされたライン入力端子(RCA)と、バナナプラグにも対応するスピーカー端子を装備する

入力はアナログのライン1系統のみだが、入力ゲインをコントロールするDIPスイッチ(4段階にコントロール可能)を装備しているため、CDプレーヤーなどとダイレクトに接続してプリメインアンプ的に使用することも可能だ。

また、既存モデルと比べ、デザイン的にも洗練されているのも特徴。同社によると、既存モデルのユーザーから寄せられた「スピーカー端子が安っぽい、本体のデザインがPCの周辺機器みたい」といった意見を反映しているという。ライン入力端子、スピーカー端子は金メッキとなり、スピーカー端子はバナナプラグにも対応する。

定格出力 30W×2(4Ω時)/27W×2(6Ω時)/25W×2(8Ω時)
周波数特性 25Hz~20KHz(±0.5dB)
入力インピーダンス 30KΩ
入力感度 150mV(ゲイン:+16dB時)~4V(ゲイン:0dB時)
全高調波歪率 0.08%(4Ω/1KHz/2.5W)
S/N比 94dB
ゲインコントロール 4段階(0dB/+6dB/+12dB/+16dB)
デジタルアンプトータル効率 82%
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 最大65W(スタンバイ時:2W)
ヒューズ 125V3A(φ5×20mm)
外形寸法 210(W)×44(H)×210(D)mm(突起部含まず)
本体質量 約2.8kg(本体のみ)
付属品 電源ケーブル×1/オーディオケーブル×1(RCAピンプラグ←→φ3.5ステレオミニプラグ/取扱説明書/保証書