ティアックはTASCAMブランドより発売中のポータブルデジタルレコーダ「DR-1」「GT-R1」用の新ファームウェアV2.00を公開した。両製品は最高24bit/48kHz対応のWAV録音が可能なリニアPCMレコーダ。

最高24bit/48kHz録音が可能な「DR-1」(左)、ギタリスト/ベーシスト向けにGUITER IN端子や内蔵エフェクタを備える「GT-R1」(右)

新ファームウェアを適用することにより、「トラックインクリメント機能」や、「プリレック機能」、「レコディレイ機能」などの新機能が追加される。「トラックインクリメント機能」は、録音中に録音設定で指定したファイルサイズをオーバーすると自動で新しいファイルを作成し、継続録音を可能とする機能。「プリレック機能」は録音待機状態から録音を開始した場合に、ボタン操作より2秒前から録音が始まり、録り逃しを防止できる機能だ。また「レコディレイ機能」はボタン操作音が録音されないよう、操作から0.3秒後に録音を開始する機能となっている。録音時のディスプレイ表示は、入力レベルメータ表示に加え、デシベル値での表示にも対応。そのほかに録音ファイルの作成日時やサイズを本体ディスプレイで確認可能となり、ファイル分割やフォルダ内ファイル一括削除機能も用意された。

両製品用新ファームウェアは同社Webページよりダウンロード可能だ