石油情報センターが12日発表した石油製品の価格動向調査によると、9日現在のレギュラーガソリンの店頭価格は全国平均で前週比0.6円高の108.9円で、4週連続の上昇となった。ハイオクは前週比0.5円高の119.7円。軽油は前週比0.3円安の101.7円。軽油は2週連続で値下がりしている。
レギュラーガソリンの価格が上がったのは40都府県、前週と変わらなかったのは鳥取、岡山、広島の3県だった。価格が下がったのは北海道、京都、和歌山、沖縄の4道府県。上昇幅がもっとも大きかったのは高知で前週比5.5円高(110.4円)、下落幅がもっとも大きかったのは沖縄で5.1円安(101.9円)だった。平均価格がもっとも高かったのは離島の多い長崎で117.3円、続いて鹿児島の114.5円。もっとも安かったのは沖縄。
これで4週連続の値上がりとなり、「底値」(石油情報センター)だった1月13日の調査時に比べ全国平均で2.9円の上昇になる。同センターは「原油価格は現在比較的落ち着いた状況。値上がりするにしても値下がりするにしても当分は小幅な値動きにとどまるのでは」とみている。