オンキヨーは10日、CDチューナーアンプシステム「T」シリーズの第3世代目として、iPod専用ドックを標準装備したCDチューナーアンプ「X-T2CR」と、CD/MDコンポ「X-T2」を発表した。発売は、X-T2が3月14日、X-T2CRが4月17日。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも4万5,000円前後。

「X-T2CR」 本体部とスピーカーを小型化しながらも、高音質化を実現したという

X-T2CRは、本体部が300(W)×203(H)×215(D)mmとスリムな筐体が特徴のCD/iPodコンポ。独自技術のスリット型バスレフダクト構造である「エアロアコースティックドライブ」の搭載で高品位な低音増強を可能にした。スピーカーユニットには、自社生産の高級振動板「A-OMFコーン」を装備。ツィーターには、50kHzまで再生可能なバランスドーム型を採用している。

フロントパネルには高剛性のアルミニウムを採用し、外部振動による音質劣化などを防ぐとともに、インテリアとしての上質さにもこだわったとのこと。また、低音から高音までを10段階でレベル調整できるトーンコントロール機能や、重低音を強調するS.BASS機能を装備しているほか、音楽用CD-R/RWが再生可能。なお、付属のリモコンでは、iPodのライブラリの再生や一時停止、スキップアップ/ダウン、ボリューム調整などの主要操作できる。また、iPodの充電機能も装備する。

付属品としてiPod専用ドック、リモコン、スピーカーケーブル×2、RCAステレオピンケーブル、RIケーブルが同梱される。

X-T2は、CD/MDデッキを装備したシンプル機能のコンポ。iPodドックは搭載していないが、単品販売のiPodドックを組み合わせることで、X-T2CRと同様にiPodの再生やリモコン操作が可能となる。

主な仕様はほぼ共通で、実用最大出力は10W+10W(6Ω、JEITA)。アンプ部周波数特性は20Hz~20kHz/±3dB。スピーカーはウーファーが8cm、ツィーターが2cm。音声入出力端子は、入力がアナログ×1、出力がデジタル×1、アナログ×1、サブウーファープリ×1。スピーカー部の最大外形寸法は、128(W)×243(H)×217(D)mm(1台)。質量は本体部が3.2kg(X-T2は本体部が3.6kg)、スピーカー部が1.0kg(1台)。