パナソニックは9日、ステレオタイプICレコーダーの新製品として「RR-US590」(2GB)、「RR-US570」(1GB)の2機種を発表。発売は3月13日で、価格はオープン。推定市場価格は、RR-US590が1万5,000円前後、RR-US570が1万円前後。

高感度「ズームマイク」を搭載した2GBモデルの「RR-US590」(左)と1GBモデルの「RR-US570」

RR-US590/US570は、従来機(RR-US470/QR280)に搭載されている「ズームマイク」の性能を強化した、高感度「ズームマイク」を搭載。本体に内蔵された2つのマイクで集音し、位相合成回路で処理することで、周囲の音を抑え、狙った前方向からの音を強調し録音する。従来品と比べ、人の声の帯域でよりズーム効果が得られるように合成処理を最適化している。

また、録音シーンに合わせた設定を選べる「録音ポジションスイッチ」を装備。「ズーム」、「ワイド」、「マニュアル」の3つのポジションをワンタッチで切り替えることができる。さらに最大出力245mWとなる直径20mmの大型スピーカーを搭載し、録音した音声をクリアに再生する。

そのほか、録音した音声などをパスワードで守る「セキュリティ機能」、Word/Excel/JPEGなどのデータを保存する「USBメモリー機能」、もう一度聞きたい箇所に5秒さかのぼって再生する「少し戻る再生」なども備えている。

録音方式はMP3。最大録音時間はRR-US590のステレオXPモードで約36時間、LPモードで約72時間、SLPモードで約288時間。フォルダ数と録音件数は、4フォルダ×99件(MUSICフォルダ:最大999ファイル)。付属のアルカリ乾電池で約45時間の連続録音が可能となっている(SLPモードモノラル録音時)。電源はDC 3.0V(付属単4形アルカリ乾電池×2本)。本体サイズは、約39.0(W)×110.6(H)×15.1(D)mmで、重さは約43g(付属乾電池を除く)。