トヨタ自動車は9日、所有することが楽しくなる、遊びゴコロ満載のクルマを生み出すことをテーマとした新プロジェクト「デコクレ」を発表。第1弾として「ヴィッツ」の特別仕様車「F シャンブル ア パリ コレクション(Chambre à Paris collection)」を同日に発売した。価格は124万9,500円から148万500円。今後、他の車種での展開も予定されている。
デコクレは、自分の価値観にこだわりを持ってライフスタイルを創り出しているユーザーに向け、ファッションやグルメと同じように、クルマにも興味を持ってほしいとの考えに基づいたプロジェクト。「お客様の好きな世界」をテーマとし、開発から販売までの各プロセスにおいて、一貫してその「世界」を訴求していくという。なお、デコクレは「DECORATEUR-CREATEUR(デコラトゥール-クレアトゥール)」の略で、フランス語の"ショーウィンドウデザイナー"からの造語。
今回発売される特別仕様車、ヴィッツ F シャンブル ア パリ コレクションは、全国の女性約1万人からの意見を取り入れ、多くの女性に好まれる「パリの小部屋(Chambre à Paris)」を表現した専用の内外装デザインとした。
具体的には「F」グレードをベースに、インテリアにはフレンチターコイズ色のシート表皮・ドアトリムオーナメント、白板調のフロアマット、運転席と助手席の座面・ヘッドレスト部を専用シートカバーで模様替えできる着せ替えシートを採用。さらにステアリングホイールベゼル、ヒーターコントロールパネルなどをアンティークゴールド調の色合いに加飾した。
エクステリアには、専用のホイールキャップを装備し、ボディカラーには特別色のフロスティーグリーンマイカ、シルキーゴールドマイカメタリックを設定した。
なお、今回のヴィッツ特別仕様車の発表に合わせ、専用Webサイトをオープンし、着せ替えシートの「デザインコンテスト」を行う。またWeb上の3次元未来都市「トヨタ メタポリス」にて、「デコクレ パーティー」が開催される。