カシオ計算機は9日、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新製品として、30枚/秒の超高速連写機能を小型・薄型ボディに搭載した「HIGH SPEED EXILIM EX-FC100」(以下、EX-FC100)と「HIGH SPEED EXILIM EX-FS10」(以下、EX-FS10)を発表した。発売はEX-FC100のホワイトが2月20日、ブラックが2月27日、EX-FS10が4月上旬を予定している。価格はともにオープンだが、推定市場価格は両モデルともに5万円前後。
「HIGH SPEED(ハイスピード)」シリーズは、ハイスピード技術を駆使して超高速連写ができるモデル。EX-FC100とEX-FS10は、超高速機能の回路やセンサーユニットを小型化し、最大30枚/秒の超高速連写機能(600万画素に固定)を薄型ボディに搭載した。超高速連写機能を応用し、シャッターボタンを押す前から記録し始める「パスト連写」機能、専用ボタンで被写体の動きをモニターにスローで表示して撮影する「スローモーションビュー」、高速連写で撮影した複数の画像を合成してブレの少ない写真にする「ハイスピード手ブレ補正」機能、連写撮影した複数の画像から、ブレやまばたき、笑顔を検知して最適な1枚を選んで保存する「いち押しショット」などが搭載されている。
動画撮影については、1000fps、420fps、210fpsのハイスピードムービー機能を搭載し、通常撮影(30fps)から、ボタンひとつで210fpsに切り替えるモードも備える。また1280×720ピクセルのHDムービー機能も搭載する。
EX-FC100の主な仕様は、1/2.3型 有効910万画素高速CMOS、光学5倍ズームレンズ、焦点距離6.42~32.1mm(35mm判換算 約37~185mm)、CMOSシフト方式の手ブレ補正機能、約23万ドット2.7型液晶モニター、撮像感度オート/ISO 100~1600、内蔵メモリー約31.9MB、外部メモリーはSDSDHCメモリーカード、専用リチウムイオンバッテリー(フル充電での撮影可能枚数 約300枚/CIPA規格)、サイズ99.8(W)×58.5(H)×22.6(D)mm、重量約145g(本体のみ)。ボディーカラーは、ホワイトとブラックの2色が用意される。
EX-FS10の主な仕様は、1/2.3型910万画素高速CMOS、光学3倍インナーズームレンズ、焦点距離6.66~19.98mm(35mm判換算 約38~114mm)、約23万ドット2.5型液晶モニター、撮像感度オート/ISO 100~1600、内蔵メモリー約31.9MB、外部メモリーはSD/SDHCメモリーカード、専用リチウムイオンバッテリー(フル充電での撮影可能枚数 約160枚/CIPA規格)、サイズ97.1(W)×59.4(H)×16.3(D)mm、重量約119g(本体のみ)。ボディーカラーは、ホワイト、レッド、グレイの3色が用意される。