ヤマハは自動演奏機能を備えたアコースティックピアノ「Disklavier E3(ディスクラビア イースリー)」シリーズ全22製品を3月16日に発売する。

エンターテインメント機能も充実した自動演奏機能付きアコースティックピアノ「Disklavier E3」シリーズの「YUS1DKV」

同社は1982年に発売した「ピアノプレーヤ」で自動演奏機能を初めて搭載し、1995年には消音機能も備える「サイレントアンサンブルピアノ」を発売するなど、自動演奏ピアノのラインアップを拡充してきた。今回発表されたDisklavier E3はエンターテインメント機能を強化するなど一新された自動演奏機能を搭載すると共に、海外市場で使用されていた「Disklavier」ブランドを導入し、世界共通のブランド名で展開する。同シリーズは全機種に鍵盤の動きを高精度に制御できるデジタルサーボシステムを搭載。自動演奏の再生性能が向上しただけでなく、弱打機能を大きく向上させ、一般家庭でも気にならない音量での自動演奏を可能とした「しずかリスニング」を実現。BGMとしても使用できるという。そのほか、アコースティックピアノのタッチはそのままに、サンプリング音をヘッドホンやスピーカーで聴きながら演奏できる消音機能や、「ビデオ同時録再機能」(別途機材が必要)など、レッスン機能も充実する。

基本操作を行うCDドライブ内蔵のコントロールユニットには視認性に優れる有機ELディスプレイを採用(上)。全製品にリモコンも付属し、多彩な機能を簡単に操作できる(下)

製品にはクラシックやJ-POP、レッスン曲など多彩な楽曲ジャンルを収録した「特選440曲入りCD」が付属し、購入してすぐに自動演奏を楽しめる。また視認性に優れる有機ELディスプレイ搭載のコントロールユニットはシンプルなデザインで、付属リモコンと合わせ簡単操作を実現している。本体にはLAN端子を搭載し、「インターネットダイレクトコネクション(IDC)機能」により、ピアノ生音のBGMをストリーミング再生できる専用サービス「Disklavier Radio」に対応。無料で楽しめる2チャンネルに加え、クラシック、ジャズ、J-POPなどさまざまなジャンルを10チャンネル以上用意する。月額利用料は1,980円を予定。曲データは同社のWebショップ「音楽データショップ」でのダウンロード購入や、特約店店頭の「Muma(ミューマ)」での購入も可能だ。

「Disklavier E3」シリーズ標準価格表

アップライトピアノ

YUS1DKV 130万2,000円 YUS1Wn-DKV 147万円
YUS1MhC-DKV 152万2,500円 YUS3DKV 140万7,000円
YUS3Wn-DKV 157万5,000円 YUS3MhC-DKV 162万7,500円
YUS5DKV 161万7,000円 YUS5Wn-DKV 178万5,000円
YUS5MhC-DKV 183万7,500円

グランドピアノ

A1L-DKV 228万9,000円 C1-DKV 249万9,000円
C2-DKV 270万9,000円 C2CP-DKV 375万9,000円
C3-DKVPRO 343万3,500円 C3XA-DKVPRO 395万8,500円
C5-DKVPRO 369万6,000円 C6-DKVPRO 411万6,000円
C6XA-DKVPRO 474万6,000円 C7-DKVPRO 464万1,000円
S4B-DKVPRO 624万7,500円 S6B-DKVPRO 677万2,500円
CFIIIS-DKVPRO 1625万4,000円