Felicaチップ内蔵のICカードを読み取るMac OS X用フリーウェア「SaPoRi」の最新版が公開された。動作環境はMac OS X 10.4以降、オープンソースのライブラリ「libusb」および「libpasori」の入手とコンパイルが別途必要。

2月8日にリリースされたバージョン1.1.0 (最新版は不具合修正を受けたv1.1.1) では、イオングループが展開する電子マネーカード「WAON」に暫定対応。情報を読み取ることができるカードは、従来のEdyとPASMO、nanacoに加え計4種に増加した。

SaPoRiは、libusbおよびlibpasoriのフロントエンドとして機能するICカードリーダソフト。ソニーのUSB対応Felicaカードリーダ「PaSoRi (RC-S320)」は、公式にはWindowsしか対応していないが、SaPoRiの利用により情報の読み取りが可能になる。ただし、チャージなどの書き込みを伴う処理や、オンライン残高照会には対応していない。

WAONに暫定対応したMac用Felicaカードリーダ「SaPoRi」 (画面はEdyカード読み取り時)