オリンパスイメージングは、コンパクトなボディに広角26mmから始まる26倍ズームレンズを搭載した「CAMEDIA(キャメディア) SP-590UZ」を発表した。発売は4月を予定している。価格はオープンだが、推定市場価格は6万円前後。

CAMEDIA SP-590UZ

背面

「CAMEDIA SP-UZ」シリーズは、コンパクトなボディに高倍率ズームレンズと、電子ビューファインダー、持ちやすいグリップを備え、絞り優先オートやシャッター優先オートなどマニュアル撮影にも対応するモデル。

搭載するレンズは、35mm換算で26mmから676mmの26倍ズームで、このズーム比は現在のところ世界最大となる(オリンパス調べ)。レンズ構成はEDレンズ3枚、非球面レンズ4枚を含む11群14枚。スーパーマクロ撮影時では、レンズ先端から1cmの近接撮影が可能になる。CCDシフト式手ぶれ補正機構に加え、高感度撮影により手ブレや被写体ブレを防ぐ。

新たにシーンモードに「背景ぼかし機能」を搭載した。この機能は液晶モニターに表示されるフレームに主要被写体を合わせて撮影すると、フレームの外にあたる背景をぼかすというもの。用意されているフレームは8種類。またHDMI端子を搭載を搭載し、ハイビジョン出力に対応するようになった。

顔検出機能をさらに発展させ、検出した顔の肌を明るくなめらかに撮影する「ビューティーモード」や、再生時に肌や瞳を補正する「ビューティーメイク」機能、笑顔を検出して撮影する「スマイルショット」機能を備える。また、電子シャッターを使用した秒10コマ(画像サイズ3M以下に制限)の高速連写機能や、10コマ分の画像を記録するプリキャプチャー機能も備える。

主な仕様は、1/2.33型 有効1,200万画素CCD、焦点距離4.6-119.6mm(35mm判換算:26-676mm)、23万ドット2.7型液晶モニター、撮像感度オート/ISO 64-6400(ISO 3200以上は画像サイズ5M以下に制限)、内蔵メモリー約22MB、xD-ピクチャーカード/microSD(同梱のアタッチメント使用)、サイズ110.1(W)×89.7(H)×91.0(D)mm、重量435g(本体のみ)。ボディーカラーはブラックのみ。別売りで1.7倍テレコンバージョンレンズ「TCON-17」が用意されている。また外付けフラッシュ「FL-50R」「FL-36R」使用時には、リモート制御も可能になる。