カシオ計算機は5日、電子辞書「エクスワード」の新製品として、100コンテンツを収録した「XD-GF10000」「XD-GF6900」「XD-GF9800」の3モデルを発表。発売は20日で、価格はオープン。推定市場価格は、XD-GF10000が6万円前後、XD-GF6900が4万円前後、XD-GF9800が4万7,000円前後。

100コンテンツを収録した最上位機種「XD-GF10000」は翻訳家や教育者にも適したモデル

XD-GF10000は、エクスワードシリーズのフラッグシップモデル。英語系・国語系ともに充実した収録内容となっており、「ランダムハウス英和大辞典」「精選版 日本国語大辞典」「日本歴史大事典」などの大辞典のほか、「オックスフォード米語辞典」「ロングマン現代英英辞典」「広辞苑」などの辞典も収録する。

XD-GF6900は、日本語に関する一般常識を学ぶコンテンツを多数収録した総合モデル。「常用漢字の難読辞典」「言葉の作法辞典」「敬語早わかり辞典」をはじめとして、「精選版 日本国語大辞典」「日本歴史大事典」「ジーニアス英和大辞典」など深く学べる大辞典も収録する。

「XD-GF6900」(左)と「XD-GF9800」。堅牢設計「タフコット」も特徴

XD-GF9800は、大学生の学習からビジネスまで、幅広い用途に対応する英語モデル。「ジーニアス英和大辞典」「リーダーズ英和辞典」「オックスフォード新英英辞典」など15種類の英語系辞典のほか、「TOEICテスト ボキャブラリー730」などTOEICテスト対策教材を7種類収録している。

今回発表された3モデルの共通の特徴として、5.7型のメインパネルと手書きパネルで直感的な操作が行える「ツインタッチパネル」を搭載。また、使用頻度の高い機能をタッチ操作で実行できる「クイックパレット」をメインパネルに備える。さらに、本体の傾きを検知する「アクションセンサー」を内蔵。これにより、ボディを相手側に傾けると、11ヵ国語旅行会話集の例文を相手側に向けて表示する「対面表示」や、縦方向にボディを持つと縦書きに切り替わる「ブックスタイル表示」に対応する。画面を左右に傾けることでページ送りも可能となっている。

このほか、本体内蔵メモリー(約50MB)やmicroSDカードに別売コンテンツ、音声CD、テキストデータを追加可能。電源は、単4形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池「eneloop」(エネループ)×2本。接続端子はUSB端子とヘッドホン端子。本体サイズは、154(W)×15.5(最薄部/H)×110(D)mmで、重さは約320g(電池込み)。