ソフトバンクモバイルとイー・モバイルは4日、協業を行い、2009年3月上旬以降に定額制の高速モバイルデータ通信サービスを開始すると発表した。
今回の協業により、ソフトバンクモバイルはイー・モバイルのデータ通信網を利用するMVNO方式にて高速モバイルデータ通信サービスを提供することとなる。なお、サービスの詳細は決定し次第ソフトバンクモバイルより発表される。
ソフトバンクグループとイー・アクセスグループは、2007年にオープンワイヤレスネットワーク(OpenWin)を共同設立するなど、モバイルデータ通信分野における協調の可能性をこれまで検討し続けていた。イー・モバイルの高速モバイルデータ通信サービスは、2009年3月末には人口カバー率90%に達し、地下鉄や地下街のエリア化も本格的に行われている一方、ソフトバンクモバイルは2,000万を上回る顧客ベースと広範な販売チャネル、強力なマーケティング力を擁し、今回の協業は両社にとって有益なものとなると予想されている。