ローランドはデジタルドラム「TD-4K-S」を2月6日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格は11万円程度。同製品は同社のデジタルドラム「V-Drums」で、高い基本性能を備えた「V-Compact」シリーズの新製品。表現力豊かに演奏できる上位モデルの機能を受け継ぎ、またシンプル操作で楽しみながら正確なドラム演奏を身につけることができる練習機能も充実している。
同製品は、ドラム音源には新音源「TD-4」を搭載。大容量のウェーブフォームを搭載しており、25種類のドラムキットと125種類のドラム音色を収録する。チューニング/マフリング(ミュート)専用ボタンを新たに装備し、視認性の高い大型バックライト付きディスプレイと合わせ、アコースティック・ドラム感覚で簡単に音作りが行える。「ロッククラブ」、「アリーナ」、「レコーディング」など、9タイプのアンビエンス・エフェクトも用意され、シチューエーションに合わせた音色や音の響きを再現。臨場感あふれるドラムサウンドを作り出す。また練習に役立つ「リズム・コーチ機能」や、叩くタイミングを測定してチェックできる「タイム・チェック」、正確なタイム感を身につけることが可能な「クワイエット・カウント」を搭載。そのほか、演奏の持久力を強化できる「オート・アップ・ダウン」、メトロノームへの追従に合わせて自動でクリック音がオン/オフすることで一定テンポでの演奏持久力を養うことができる「テンポ・チェック」を装備する。さらに一連のコーチ・メニューを一定時間で切り替えていく「ウォーム・アップ」を新搭載。演奏をすぐに録音/再生できる「QUICK REC」も用意されており、録音したドラム演奏をタイム・チェックで確認するといったことも可能だ。
セット構成は、音源部TD-4、スネア「PDX-8」、タム「PD-8」3基、ハイハット「CY-5」、クラッシュ・シンバル「CY-8」、ライド・シンバル「CY-8」、キック「KD-8」、ハイハット・コントロール・ペダル「FD-8」、ドラム・スタンド「MDS-4」となっており、新設計のドラム・スタンドMDS-4は上位機種同様の4本足を採用し、安定感が向上。占有面積も100cm×70cmと設置場所に困らないコンパクトな設計となっている。またクラッシュ・シンバルを新たに追加し、さらに多彩なドラミングへ対応可能だ。ライド・シンバルは「CY-12R/C」など、3ウェイ・トリガー機能を備えたシンバル・パッドと置き換えることで、ベル/ボウ/エッジ叩き分けのシンバル・ワークを再現できるなど、シンバルの拡張にも対応している。