Mozilla Foundationは3日 (米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 3.0.6」をリリースした。動作環境はWindowsとMac OS X、Linux。
今回のリリースでは、6件のセキュリティ問題を修正。Mozilla Foundation Security Advisoryの報告によれば、JavaScriptエンジンに存在が確認された脆弱性を突くメモリ破壊の形跡があるクラッシュ (MFSA 2009-1) は、4段階定められた危険レベルのうちもっとも高い「Critical」に分類されている。
ほかにも、Firefoxが長時間起動されていると描画が乱れることがある問題や、Adblock Plusなどの拡張機能に使用されているスクリプトコマンド機能に関する問題など、いくつかの不具合が修正された。クラッシュ報告からクライアントユーザIDを削除するという、個人情報保護の方針変更も行われている。