あらゆるところを最適化したFPGA
一方のArria II GXだが、こちらは「コンシューマにも適用できるようにコストと性能を最適化した製品」(同)とする。具体的にはI/Oとトランシーバの最適化を行った。トランシーバの速度は3.75Gbpsであり、PCI ExpressでいえばGen1までしかサポートしない。「GTと同じアーキテクチャながらシグナルインテグリティの問題が軽くなっており、設計しやすくなっている。また、チップサイズも小型化が進み、競合の90nm/65nmプロセスFPGAと比較しても1/2程度の消費電力で済む」(同)とする。
こちらは8製品がラインナップしている。製品の概要は以下の通り。
デバイス名 | ロジック・エレメント | RAM(Mビット) | 18×18乗算器 | 3.75Gbpsトランシーバ | I/O数 |
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EP2AGX20 | 16K | 0.7 | 56 | 4 | 252 |
EP2AGX30 | 27K | 1.3 | 144 | 4 | 252 |
EP2AGX45 | 45K | 2.9 | 228 | 8 | 364 |
EP2AGX65 | 63K | 4.4 | 312 | 8 | 364 |
EP2AGX95 | 94K | 5.5 | 444 | 12 | 452 |
EP2AGX125 | 124K | 6.6 | 576 | 12 | 452 |
EP2AGX190 | 190K | 7.6 | 656 | 16 | 612 |
EP2AGX260 | 256K | 8.5 | 736 | 16 | 612 |
こちらの出荷は2009年5月に「EP2AGX125」から出荷を開始、同第4四半期中の量産出荷を計画している。また、最少デバイスの「EP2AGX20」は2010年内の出荷予定で、10万個購入時の価格は米国内販売価格で15ドルから、としている。