2月になると、日本の男女がソワソワして気になりだすもの―それはバレンタインデー。森永製菓が実施した「男と女のバレンタイン意識調査」では、7割以上の男性が女性へ「"逆チョコ"をあげてもよい」としていることが明らかになった。もともと欧米でのバレンタインデーは、男女両方からチョコレートに限らず、プレゼントを贈り合うのが通例なうえ、世の中の"婚活"ブーム。男性に"逆チョコ"をすすめるなど、日本の男性も「バレンタインデーはチョコレートをもらうだけ」とのんびり構えている時代ではなくなってきているのかもしれない。
そこで、2009年のバレンタインは自分から積極的に行動してみてはどうだろうか。女性側からしても、「自分が何かしてもらえる日」という認識がないだけに、思いがけなくプロポーズやアプローチをされれば、いつも以上にドキドキしてしまうかも!?
夜の東京タワーで、幻想ライトアップを楽しむ
「バレンタインデーは彼女と一緒に何かに挑戦したい」、そんなアクティブな人におすすめしたいのが"東京タワーの夜景"だ。東京タワーでは14日、ライトアップされた東京タワーの外階段を、大展望台まで歩いてのぼる限定イベントを開催する。
東京タワーでは通常、土日祝日に大展望台の外階段を開放。しかし16時までのオープンとなっており、夜景が楽しめるのはバレンタインの日ならではのこと。キラキラとライトアップされた東京タワーを2人でのぼれば、カップルの愛はますます深まるかも。
東京タワーの外階段は、高さ150m、約600段で大展望まで続いている。幼稚園児でも15分ぐらいで昇れるそうなので、大人でもちょうどいい運動として楽しめそうだ。料金は通常料金のみで(大展望台・特別展望台セット一般1,420円)、外階段オープンは20時まで。
ヘリクルージングで、気分はセレブ!?
優雅に夜景を楽しみたいなら、ヘリコプタークルージングはどうだろう。エクセル航空では、ナイトフライト・トワイライトフライト・デイフライトを提供する。サイトから予約することも可能なのが、うれしいところ(ネット割引有)。
バレンタインデートにおすすめなのは、ダイヤモンドコース。浦安ヘリポートから出発して、舞浜リゾートを眼下に東京方面へ。六本木や東京タワー、レインボーブリッジなどの夜景が満喫できる。料金は月~金曜日まで大人1名1万4,800円、土日祝日が1万8,000円。貸切の場合は5名まで搭乗可能で、月~金曜日は7万4,000円、土日祝日が9万円となる。
大型ビジョンで一世一代の告白を!
バレンタインをきっかけに、愛しの彼女に想いを伝えるなら、電光掲示板がユニーク。渋谷駅南口バスロータリーにあるアーチヴィジョン渋谷では、メッセージを流すサービスを提供する。プロポーズや告白など、用途はさまざま。彼女の一生の思い出となる演出をしたいなら、もってこいだろう。
放映時間は8時~24時まで、放映回数は1時間に2回で30秒間となる。料金は規格の画像を使った場合、メッセージ込みで1日1万円、文字のみで9,000円(文字数は50文字まで)。製作作業が発生するので、放映予定日時の1週間前までの申し込みが必要となる。
また、渋谷スクランブル交差点前にあるQFRONTでも、大型ビジョンに個人メッセージが流せる。ルールに乗っ取ったものであれば、無料で放映してくれるのもありがたい。映像は、文字・イラスト・写真・ビデオメッセージなどを受付可能だ。放映時間は18時~23時までの毎時55分から、表示時間は1メッセージにつき10~15秒程度となる。
アタックがうまくいったら、極上ディナーを満喫!
プロポーズや告白がうまくいったら、ホテルディナーを優雅に満喫しよう。品川プリンスホテルでは10日~14日まで、バレンタインディナーを提供する。ディナーコースに+1,000円で、アクアスタジアム水族館の入場券が付くなどの特典もある。
ノースタワー17階にある「イタリアンレストランニューヨークピア17」では、"鴨もも肉のコンフィとジャガイモのシャルロット"や、"生うにとセリのアーリオ・オーリオペペロンチーノスパゲッティ"など、見た目も鮮やかな料理を堪能できる。料金は、1名4,800円。
「アクアダイニング トロピクス」は、幻想的に熱帯魚が泳ぐ水槽を眺めながら、ディナーが楽しめるレストラン。素材にこだわった"タラバ蟹、宮崎産日向夏とお米のテュイルのミルフィーユ仕立て"や、バレンタインにふさわしい、"とろける牛ホホ肉のココット パイ包み焼きチョコレートの香り"など、心もおなかも満たされる料理が並ぶ。料金は、1名4,800円となる。
定番ものから一風変わったものまで、気になるバレンタインの過ごし方は見つかっただろうか。独り身の人もカップルも、寒い冬に負けないアツアツのバレンタインを満喫できることを祈りたい。