大韓航空は、全クラスに新デザインのシートを装備したボーイングB777-300ER型機を3機導入することを発表した。第1号機は、5月より長距離路線で運航し、年内に残りの2機も導入される予定だ。

大韓航空のボーイングB777-300ER

新しいファーストクラスシートは、既存の「コスモスリーパーシート(シートピッチ208cm、シート幅78cm)」よりもシート幅が12センチ以上広がり、隣席との間に設けられたプライバシースクリーンもより大型になるなど、更にプライベート空間が強調されたくつろげる仕様になっている。また、パーソナルモニターは17インチから23インチへと拡大される。そのほか、プレステージクラスのシートは、リクライニング180度のフルフラットタイプになり(既存シートは170度)、エコノミークラスはシートのスリム化をはかり、レッグスペース(足下)にゆとりを持たせたとしている。

同社によると、これらの新シートは現在運航中のB777-200型3機にも年内に装備されるという。そのほか、2010年以降に導入予定のA380およびB787にも装備する計画があるとのこと。