大阪市交通局は3月下旬より、谷町線に新型電車「30000系」を導入する。谷町線の新車導入は19年ぶりという。同車両は御堂筋線や谷町線で運行中の新20系の設計を基に、今里筋線の80系車両に採用した技術を取り入れたという。外装は先頭車に曲面ガラスを採用し丸みのあるデザインとし、側面は谷町線のラインカラーである紫の帯を配したほか、新たに縦方向のラインカラーと号車番号表記を取り入れたとのこと。
内装は壁や天井に白やクリーム色、照明にカバーを付けない直接照明方式を採用して明るくしたという。座席は明るいオレンジ色とし、ひとり分の席が解りやすいバケットタイプとして幅を広げたとのこと。ドア上には液晶ディスプレイを設置し乗客に停車駅などの情報を提供するという。
同局は同車両の導入を記念して、3月15日に試乗会と車両基地の施設見学会を開催する予定。9:30に森之宮検車場に集合して施設を見学。その後大阪市営地下鉄中央線の森ノ宮駅からコスモスクエア駅まで30000系に試乗したのち現地解散の予定。募集人員は250名で参加費は無料。はがきでの申し込みが必要となる(応募多数の場合は抽選)。応募について詳しくはこちら。