佐藤隆太、忍成修吾らが出演する舞台『ビロクシー・ブルース』の公開稽古が2日、都内にて開催された。
同作は、ブロードウェイの巨匠、二―ル・サイモンの自伝的作品「B・B三部作」の第二部にあたる物語。第二次世界大戦時に徴兵された若者たちの軍隊訓練所での姿を描いた青春群像劇で、1985年度のトニー賞ベストプレイ賞を獲得し、日本でも1987年に真田広之主演で上演されている。今回、主演に佐藤を迎え、忍成、瀬川亮ら若手実力派俳優たちが顔を揃えての再演となる。
主演を務める佐藤は、初日を前に「不安というより、いい緊張感があります。チームワークはばっちりです!」とコメント。一方、初舞台となる忍成は「共演者みんなで仲良くやっています。何度観ても楽しめる舞台にしていきたいです」と意気込みを語った。
また「飛び散る汗とエネルギッシュな温度を感じて欲しい」と佐藤が言うように、腕立て伏せをしたり走り回ったりと肉体的にハードなシーンも多く、瀬川が「(筋肉で)だんだん持っているシャツがきつくなってきています(笑)」と話すなど、出演者一同、稽古場での筋トレにも余念がないという。
さらに、今回は舞台上でラブシーンが用意されている佐藤は「(ラブシーンが)初ってことはないけど、今までそういうシーンからは外されてきたので(笑)」と笑顔を見せたが、キスはうまい? という報道陣からの質問には「今は2軍ですね。この公演後にはスタメンになりたいです」と謙遜気味。続けて、これからキスシーンが多い役者になりたいか? という問いには「そんな人いますか(笑)? 正直に言えば、俺は2軍のままでいいですっ!」と宣言し、笑わせていた。
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『ビロクシー・ブルース』は、パルコ劇場(東京・渋谷)で2月2日から2月22日までの期間で上演(地方公演あり)。詳細はこちら。