今や1人1台は当たり前となっている携帯電話ですが、携帯電話料金の支払いはどうしていますか。銀行口座から引き落としをしているという人はお得を取り逃がしている人です。水道代や電気代といった公共料金と同様、毎月支払う費目だけに、クレジットカードを利用しない手はありません。というのも、クレジットカードを利用することでポイントをゲットすることができるからです。

今回は携帯電話関連の費用がお得になり、しかもローンなども利用できる「DCMX」と「K-Powerカード」を紹介します。

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貯めたポイントを機種変更などに利用できるDCMX

「DCMX」とはNTTドコモのおサイフケータイ向けのクレジットサービスで、電子マネー「iD」の決済に利用できます。クレジットカードも発行しており、月々の利用額に応じてドコモポイントを貯めることができ、貯めたポイントは機種変更の割引などに利用できます。年会費は無料、ただし2年目以降は前年度に1回の買い物(携帯電話料金の支払いも含む)などの利用がなかったら場合は1,312円がかかります。

気になるキャッシングについては、あらかじめ設定された利用枠の範囲内であれば繰り返し利用でき、支払いは、「リボ払い」と「一括払い」のいずれかを選択します。

まず、キャッシングリボの利用枠は10万円~90万円。利率(実質年率)は、DCMX会員は18%、DCMX GOLD会員は15%です。返済の方法は、毎月元金定額返済かボーナス月元金増額返済併用。1回の利用額は、利用枠の範囲内で1万円以上1万円単位。毎月の返済額も1万円以上の1万円単位です。返済期間・回数は、利用残高および返済方式に応じて、元金と利息を完済するまでの期間、回数です。利用枠の範囲内で繰り返し借り入れる場合は、利用残高に応じて返済期間、返済回数は変動します。

キャッシング一括の利用枠は、キャッシング利用枠の内枠で2万~30万円の範囲内です。利率(実質年率)は18%。1回の利用額は、利用枠の範囲内で1万円以上1万円単位。返済の方法は、元利一括返済で、毎月15日締め切りの翌月10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)払い。返済期間・回数は、23日~56日(暦による)の1回です。

リボも一括も利用するには、インターネット、iモードまたは電話で可能です。インターネット、iモードなら24時間・年中無休で申し込みができ、受付してから土日祝日を除き3営業日後には利用代金を支払い口座に振り込んでもらえます。ほかにも、CDやATMも、カードと暗証番号があればその場で利用できます。また、提携金融機関のATMなら臨時の返済も可能です。

携帯電話料金が最大5,000円得するK-Powerカード

「K-Powerカード」はカードの利用料金に応じて、携帯電話・PHS料金を最大50%キャッシュバックしてくれます。年会費は初年度無料で、次年度以降は1,575円。

携帯電話料金やショッピング利用金額1,000円ごとに1ポイントがつき、1カ月間の合計ショッピングポイントに応じて、翌月の携帯電話・PHS通話料金(基本料金を含む上限1万円)の最大50%がキャッシュバックされます。キャッシュバック率は、30~49ポイントで10%、50~99ポイントで15%、100~149ポイントで20%、150~199ポイントで30%、200~249ポイントで40%、250ポイント以上で50%です。ちなみに、リボ払い・分割払いの場合は1,000円ごとに2ポイントがつきます。

キャッシングの融資利率(実質年率)は18%。返済方法は元利一括払いで、返済期間・回数は23~59日(ただし暦による)の1回です。利用枠は30万円。カードローンの融資利率(実質年率)は、一般会員は15%~18%。プレミオ会員は15%~17.1%。ゴールド会員は15%。返済方法は毎月元金定額返済でボーナス併用返済や一部返済も可能です。返済期間・回数は、利用可能枠の範囲内で繰り返し借り入れる場合は、利用残高が変動するため返済期間、返済回数が変更します。利用枠は50万円です。

執筆者紹介 : 金野和子氏

マネーライター。マネー雑誌の記者として12年働いたのち、フリーのマネーライターとして独立。おもにマネー雑誌や女性誌、経済誌や新聞などで、マネー関連の記事の編集・執筆を手がける。