ファイルメーカーは2日、粟倉豊(あわくら ゆたか)氏が1日付けで同社の代表取締役社長に就任したと発表した。今後、粟倉氏は同社の経営トップとしてFileMaker Pro製品ラインおよびパーソナルデータベースBentoの日本市場におけるセールスマーケティング全般を統括し、同社の経営の指揮を執っていく。また、同時に、米ファイルメーカーにおいて日本担当のバイス プレジデントも兼任する。
粟倉氏はこれまで、スウェーデンのソフトウェア開発支援ツールベンダーTelelogic ABの日本法人である日本テレロジックの代表取締役、米国のITインフラ管理ソリューションベンダーAvocent Corporationの日本法人であるアボセントジャパンの代表取締役を歴任し、経営幹部としてのリーダーシップを発揮してきた。
新社長就任にあたり、粟倉氏は「グローバルIT企業の現地経営に長年携わってきた経験を生かして当社製品がユーザーにもたらす多くの利便性を知っていただき、これまで成功を収めてきた日本市場のさらなる拡大に務めていきます」と経営トップとしての意気込みを語るとともに、自身も古くからの同社製品のユーザーであることから、「一人のユーザーとしての視点も当社の経営に役立てられれば」とコメントしている。