生命保険と金融プロフェッショナルの組織・MDRT日本会はこのほど、1月31日の「生命保険の日」を記念して生命保険に関する意識調査を行い、その結果を発表した。調査は2008年12月25日~26日の2日間、全国の20代~60代の既婚男女を対象にインターネットにより実施された。
まず、生命保険に加入しているかを尋ねると、84.4%が「入っている」と回答。一方で「入っていない」は15.2%に留まった。加入率を世代別に見ると、20代から40代まで上昇していき、50代から減少していくことがわかった。また、既婚女性でも81.9%が「入っている」と回答し、高い加入率が明らかになった。
自分の入っている生命保険の内容について知っているかと聞くと、全体の75.4%が「はい」と回答。しかし、20代男性では「はい」が59.5%と6割に満たなかったほか、「いいえ」が26.2%となり、ほかの世代に比べて自身の保険内容について十分な知識・関心を持っている人が少ないことが判明した。また、配偶者の保険の内容についても「いいえ」と「どちらとも言えない」を合わせると全体の33.4%が良く知らないことがわかったほか、特に20代男性では41.2%が「いいえ」と回答したことが明らかになった。
このほか、日本で一番高額な生命保険に加入していそうな有名人を尋ねたところ、1位に「麻生太郎」、2位に「みのもんた」、3位に「イチロー」、4位に「孫正義」、5位に「北島三郎」がランクイン。麻生首相がトップになったのは、資産家で、カップラーメンの値段を1個400円と発言したことなど、一般庶民と乖離した金銭感覚を持っていることが世間に認知されている影響がうかがえる。