カシオ計算機は、電子辞書「エクスワード」の新製品として、英語の医学文献を読む際に役立つ「ステッドマン医学英英辞典」を初収録した医学モデル「XD-GF5900MED」を発表した。また、理学療法士や作業療法士向けに、5種類の医学系コンテンツを収録した「XD-SF5700MED」も同時に発表した。両機種とも発売は2月20日で、価格はオープン。推定市場価格は、XD-GF5900MEDが75,000円前後、XD-SF5700MEDが65,000円前後。

ステッドマン医学英英辞典を初収録した医学モデル「XD-GF5900MED」

5種類の医学系コンテンツを収録した理学療法士や作業療法士向けモデル「XD-SF5700MED」

同製品は、今日の医療分野で信頼を得ている「ステッドマン医学英英辞典」と、総合的な診断・治療マニュアルとして定評のある「メルクマニュアル」を新たに収録した、医師・医学生に最適な電子辞書。

医療現場における日々の業務や、医学生の学習に役立つ「南山堂医学大辞典」「医学英和大辞典」「プラクティカル医学略語辞典」などの医学辞典や、外国人患者とのコミュニケーションをサポートする「医療の英会話」、主要な薬剤の概要が一目でわかる「今日の治療薬」、クイズ形式で服薬指導の知識が身につく「DIクイズ」などを含む合計10種類の医学系コンテンツを収録している。

本体には、メインパネルと手書きパネルで直感的な操作が行える"ツインタッチパネル"を搭載。さらに、使用頻度の高い機能をタッチ操作で実行できる"クイックパレット"をメインパネルに備えている。液晶画面とクイックパレットに触れるだけでネイティブ発音・コンテンツ間のジャンプ・コンテンツの選択などが可能。

また、本体の傾きを検知する"アクションセンサー"を内蔵しており、「ひとり歩きの会話集」(JTBパブリッシング)の例文表示中に画面を相手側に傾ければ、例文を相手側に向けて表示する"対面表示"が可能。パソコン経由で取り込んだテキストデータの閲覧中には、ボディを縦方向に持てば縦書きの"ブックスタイル表示"に切り替わり、画面を左右に傾ければページ送りもできる。

XD-GF5900MEDの主な仕様は、メインパネルのタッチパネルが5.7型(横125.9×73.1mm)、液晶表示が5.4型(横115.6×縦73.1mm)、手書きパネルは、タッチパネルが横61.9x縦26.1mm、液晶表示は横60.1x縦21.3mm。接続端子はUSBおよびヘッドホン。約50MBの内蔵メモリーを搭載しており、 microSDメモリーカードスロットを装備している。電源は、付属の単4形アルカリ乾電池×2本もしくは、三洋電機製eneloopの単4形×2本(別売)。単4形アルカリ乾電池で、約130時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)使用可能となっている。本体サイズは、154(W)×15.5(H/最薄部)×110(D)mmで、重さは約320g(電池込み)。

XD-SF5700MEDの仕様は、メインパネルのタッチパネルが5.3型(横117×66.1mm)、液晶表示が5.0型(横107×縦66.1mm)、本体サイズは、146(W)×15.5(H/最薄部)×102(D)mmで、重さは約280g(電池込み)で、その他はXD-GF5900MEDと同じ。